【試合後インタビュー】5月7日(日)香川VS熊本8回戦を終えて(熊本篇)(5月8日 香川ファイブアローズ)

保田堯之熊本ヴォルターズHC:

昨日のゲームによって、向こうの主力選手と、こちらの主力選手とお互いに欠く中で厳しい。香川さんにとっても、最後のホームゲームしっかり勝利で終えたいというところもあったでしょうし。
試合開始から30分後に広島さんが愛媛さん相手に戦っているところ、僕たちがしっかり勝利したあとで広島さんがどういう形でレギュラーシーズンを終えられるのかというのを見るのが本望でしたけれども。やっぱり終始リードするところは多かったですけれど、完全に試合を掌握するというタイミングはこの2日間なかったかなと思います。
昨日も後半、今日も途中、相手にゲームの主導権を渡してしまったところ、(香川の)インサイドでの得点というのは非常に大きかった。連なって延長戦のところでは、アウトサイドの選手も思い切ってシュートを打てるようになってきましたし、残された選手たちの最大限の力を発揮されたんじゃないかと、相手チームながら思っています。
僕たちはインサイドを中心に戦ってきたんですけれど元々レジナルド・ウォーレン選手だったり、今日は中西選手が出場できない中でしたが、これまでチャンスのなかった高村選手がこのゲームでたった20分間で二けた得点以上してくれたというところは円滑に第1Q、第3Qを進めてくれていました。(それでも香川に)外国籍の選手でインサイドを取られたところがあったかと思います。
僕にもっとできることはもちろんあったでしょうし、なかなかローテーションもうまく行かない中で選手の中でもフラストレーションためてしまった前半もありましたし、難しい後半戦だったと思います。
それでも戦えたというところは誇りに思ってほしいし、B1へ1年で昇格するというところを目標にやってきたわけですけれど、43勝以上をする、という最低ラインのところは達成しましたし、熊本地震の復興のシンボルとなるというところから立ち上がったチームで、重圧の中で戦ってきたところはありました。その中でタフな60試合を戦い抜いたことに誇りをもって胸張って共に熊本に帰って行けたらと思っています。

―熊本の方に
熊本ヴォルターズに3年間いるんですけれど、地震があって、バスケット以外の絆から始まったシーズンでした。僕たちのブースターさんに対する思いだったり、ブースターさんからの熱い応援があって。特に広島を相手にやった(先週の)ホーム戦。満員以上のお客さんの前で接戦に持ち込めたというところ、ファンの声援があったからだと思っています。
僕たちだけではやりきれなかったシーズンだったと思います。当初からの復興のシンボルとなるというところはやり切れたかどうかは皆さんに評価して頂くのですが。
熊本ヴォルターズ自身はB1昇格の夢は今シーズンだけではないですから、また来シーズンもそこを目標にしてしっかり戦っていきたいなと。地震の被害はまだまだ癒えないなかですので、僕たちはそれを引っ張っていけるようにスポーツの力を借りてやっていきたいと思います。
ヘッドコーチとして残していただいたのは、ファンの皆さんの繋がりがあってこそだったと思います。4月から約1か月益城体育館で住み込んでました。チームが存続の危機の中でも声をかけてくれた人たち、GMからの復興のシンボルとなってもらいたいという声で一度は断ったヘッドコーチという大役を担わせて頂こう、と決められたのは周りの皆さんのおかげと思っています。来年も引き続き応援して頂きたいです。

―B1も見えてきた
広島さんを相手にも接戦、島根さんを相手にも4勝2敗で勝ち越せた。一方で途中、13連勝のところから上手く連勝できなくなってきたところがありました。悔やんでも悔やみきれないですし、各々が経験をそれぞれ活かして行かないといけないんじゃないかと。
近いようで遠かった、遠いようで近かったとも言えるんですけれど、どちらかというと前者の方に感じています。特に後半は。
周りも付き合ってくれたところはあるんですけれど、踏ん張ったし、後押ししてくれるものもあった。そういうチカラも借りながらここまでこれたというのは光栄だと思います。

 

小林慎太郎熊本ヴォルターズ主将:

最終戦という事でどちらも気合が入っていて、いい、タフなゲームになったと思います。僕たちはプレーオフを掛けてやりましたし、香川さんは最終戦、ホームのファンの前でいいパフォーマンスを出す。
ほぼ互角の展開だったんですけれど、勝負はやっぱりどっちに転ぶか、時の運というか、そういうところがあって。
今日は負けてしまいましたけれど、本当にお互いにいいシーズン。(香川は)最後いい形で締めくくれましたし、ぼくたちも負けはしましたけれど、8人しか出れない中で精いっぱいやることができて香川さんには感謝しています。

―広島は気になりましたか?
正直、ハーフタイム帰った時にはロッカーで「おい広島はどうだ」とみんなで見てましたし、気にはなってましたけれど、目の前の試合をしっかりクリアしていくことが前提だったので。ハーフタイムで話はしましたけれど、そこに意識が行くという事はなかったですね。
やはり今日は目の前の敵をどう倒していくかというのが一番の課題だったので。安易に勝てる相手でもなかったですし、精いっぱいはやりました。そのかわり8人しかいないというのが、ファウルの面でも込んでたのでタフに行けなかったところもありましたし。今日は(香川に)いいパフォーマンスを出された印象がありますね。

―後半差を詰められた
後半戦終盤になると疲れが足にきたりとか、エースガードの古野とかもキレがなくなってきて、なかなか上手く突破できない、ターンオーバーに繋がってしまう。そういうところで詰められてしまいましたし、終盤戦になって香川さんの1500人以上の声援が力に変わっているなっていうのは感じていましたね。そこが勝負を分けたポイントじゃないかと思います。

―熊本は地震があって大変な中でのシーズンだった
先週の最終節で4900人の方に来て頂いて、今日も100人以上の方に来てもらってアウェーにもかかわらずホームのような声出しをしてもらえて。今年1年復興を掲げてやってきたんですけれど、その積み上げてきたものなのかなと思っています。
人のため、もちろんバスケットボール選手である以上人のためにやるんですけれど、その思いが一層強まった1年だったので。それが少しでも出せて、みんなが分かる形で出せたのは感謝の思いしかないです。

―小豆島でキャンプもした
僕は勝手に第2の故郷と明言してます。人は困った時にこそ真価が問われる場面がきますし、その場面で誰がどう手を差し伸べてくれたか。一番に手を挙げてくれたのは小豆島の人たち。町を挙げて熊本を迎え入れる。香川にチームがあるのにかかわらず、困っている人を助ける、そういう思いがあったからこそ今の僕たちがあります。
なんというか、その思いに応えないといけないという思いが強かったので今日も来てくれて胸が熱くなるというか、プレーで返すしかない、僕たちはその思いでした。

―今後の意気込みは
プレーオフは見えてましたけれど、1勝だけ届かなかった。広島にあと1勝勝っていれば届いていた。その1勝っていうのは何年かかるか本当は分からない。来年できるかもしれないですし、再来年できるかもしれないし。この1勝は近いようで遠いし。なんなら今日の負けた1点、先週も広島に1点負けていて、この1点は何年かかるかわからない。来年勝てるかもしれないし、勝てないかもしれない。5年後かも10年後かもしれない。この1点の重みを胸に刻んでプレーしなければいけないと思うし僕は熊本を背負って立っていくという決意をしているので、来年も再来年もこの熊本を1部に押し上げて日本一にしていくというプライドをもってやっていきたいと思います。

 

 

 

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