【ニュース】香川ファイブアローズ、愛媛OVと1勝1敗。新外国籍の活躍で勝利も、ロー選手帰国(3月16日 香川ファイブアローズ)

2019-20 B.LEAGUE2部 第28節2試合目
香川ファイブアローズ 100-91 愛媛オレンジバイキングス
@観音寺市立総合体育館 3月15日(日) 14時 試合開始
(記事:上溝真司)

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(写真:ローは活躍したが、3月16日、チームより帰国が発表された)

B2リーグも中断が明け第28節の試合が各所で行われ、香川ファイブアローズは3月14日・15日と、観音寺市立総合体育館へ愛媛オレンジバイキングスを迎えて対戦。

14日の試合を大差で落とした後の15日の試合では、ファイブアローズの選手として公式戦初出場となる2人の新外国籍選手、アンドリュー・ランダル、ロバート・ローらがしっかりと見せ場を作って勝利。
しかし、今日16日付けでローはニュージーランドへの帰国が決まったことがファイブアローズより発表された。去就については協議中とのこと。

序盤で劣勢を強いられた前日の反省を生かし、立ち上がりからしっかりとプッシュした。
ローのオフェンスリバウンドから、兒玉のスリー、ランダルのミドル、兒玉のミドルとゴールへの積極的な姿勢が、愛媛にタイムアウトを取らせた。
ペースアップした愛媛に対し、よく決まったスリーポイントと、ランダルの16得点、ローの12得点11リバウンドで対抗し、前半を52-56で折り返した。

後半に入って、アシストで愛媛の得点量産の源となっていた愛媛ヴォールケルへ「オーバーヘルプをやめて、(それぞれの選手がほかの)マークマンをしっかり確認した(ヘナレHC)」ことで愛媛の攻撃を手詰まりにさせたものの、ファイブアローズも決め手を欠いて一進一退が続いたが、82-80の2点リードで残り5分19秒、ランダルのオフェンスリバウンドから、兒玉、ローと渡ってノーマークのスリーでモメンタムを掴み、87-84から兒玉がスリーポイント2本を沈めて93-84で残り3分弱。得点源のタプスコットがミスを連発し、ヴォールケルがから回りする中で反発力は残っておらず、100-91で勝負は決まった。

ローは23得点17リバウンド、ランダルは22得点11リバウンド7アシスト。ローは手の長さを生かしたリバウンド力とスリーを狙えるシュート力で、ランダルは密集エリアを攻めても崩れない体の強さともらったファウルを得点につなげるフリースローの良さで、それぞれ持ち味をアピールした。

(写真:ランダルは多彩なムーブでファウルを貰い、フリースロー7本すべて沈め、得点を伸ばした)

兒玉はシュートの思い切りがよく、フィールドゴール10本中9本を決めて24得点。この日は兒玉がいない時間帯のガードを担った高比良は思い切りよくトップ(オブザキー)からドライブを敢行し愛媛のディフェンスを苦しめ、16得点4アシストを挙げて見せた。

 

新型コロナウィルスの一連の流れもおさらいしておかねばなるまい。
ローの帰国のほかにも外国籍選手がプレーをしなかったBリーグチームが存在し、国内・外国籍問わずに選手に動揺が伝わってきている。
この節でもB1では選手の発熱で川崎VS北海道が14日に、審判の発熱で千葉VS宇都宮15日の試合を中止。15日、選手の熱は下がり呼吸器の症状が見られず、新型コロナ感染の要件を満たさないとし、川崎VS北海道の試合は行われたが、不安な状態は続く。

Bリーグではまず再開はしたものの、今週、21日以降の試合を実施するかどうかの再検討をすることが分かっている。

その他国内のプロスポーツでは、B3リーグでは3月29日までの試合を延期ではなく中止とすることを発表。日本プロ野球が4月10日までの試合延期、Jリーグは3月29日までの試合延期、相撲の三月場所は無観客試合開催、プロゴルフでは3月22日までの女子ゴルフの大会が中止となっている。
北米では、NBA選手の感染発覚をきっかけに、NBAのほか、MLB(野球)、NHL(アイスホッケー)、MLS(サッカー)のリーグ戦中断が決定され、欧州の各リーグでも、感染拡大が問題となっているイタリアのプロリーグを中心に延期・中止が続々と決まっている。

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