【ニュース】ファイブアローズ、5・16 B1昇格を懸けた決戦へ!主将兒玉が窮地を救い、仙台に勝利!(5月14日 香川ファイブアローズ)

5月14日(土) 13時 試合開始
香川ファイブアローズ〇75-●65仙台89ers
@高松市香川総合体育館
(4Q残り6分24秒で勝利を決定づけるダンクショットを決めた香川ファイブアローズのアンガス・ブランド)

―――――――――――――――――――

2戦先勝方式、勝ち進んだ側がB1昇格切符を手にする「2021-22 B.LEAGUE B2 PLAÝOFFS」SEMIFAINALS。東地区2位・仙台89ersとの初戦を70対84で落とした西地区王者・香川ファイブアローズは、5月14日(土)13時から前日と同じ高松市香川総合体育館での第2戦を戦った。

1Q、前日以上の出足で襲い掛かったのは香川ファイブアローズであった。「オフェンスで1人1人が気持ちを出し過ぎて空回りしていたので、チームバスケットの部分を見直して取り組んだ」(石川裕一ヘッドコーチ)彼らは、「戦やの試合を終えた後、まずは仙台のことをよく知ろうと思って映像を見直した」テレンス・ウッドベリーの4得点などで1Qを20対14でリード。

前日の大きな敗因となった2Qに入っても、味方をスクリーンにしながら攻め立てようとする仙台のオフェンス変更に巧く対応。森田雄次ら主力に次ぐメンバーの奮闘もあり、このQを16対18で踏ん張り4点リードを保って試合を折り返した。

仙台は3Q立ち上がりからDFの圧力を一層強め、8点を積み上げ一気に逆転。だが、香川ファイブアローズには頼れるキャプテンがいた。

兒玉貴通ーー。「アップ後に引き上げる時に自然発生的な拍手を浴びたのははじめての経験。驚きと共に嬉しさが沸いてきた」と、ブースターへの感謝を誰よりも口にする主将は3点シュートで勢いを取り戻すことに成功。さらに香川ファイブアローズは、ウッドベリーの連続バスケットと指揮官も「大きかった」と語る谷口光貴の3Pで、再び流れを掴み、4Qには2試合連続「ダブルダブル」をマークしたアンガス・ブランドによる豪快なダンクショットも飛び出して75対65。

香川ファイブアローズは、仙台89ersとの対戦成績を1勝1敗のタイに戻し、B1昇格逆王手をかけることに成功した。

2017年に香川ファイブアローズへ移籍。今季で6シーズン目を迎えこの日は攻守に渋い働きをした筑波拓朗いわく「あまり実感が湧かなかった5年間」から栄光をつかみ取る時はもう目前。

ー2022年5月16日19時。

1,277人が詰め掛けたこの日以上の刺激的な興奮が待っているのは、チームが最も多く試合をし、栄華も辛酸も味わってきたホームアリーナ「高松市総合体育館」。香川ファイブアローズは「B1昇格」の目標を手にし、四国のバスケット界・スポーツ界に新たな地平を切り拓く。

<談話>

香川ファイブアローズ・石川裕一ヘッドコーチ

今日は自分たちのバスケットをすれば成功することを選手たちがコート上で体現してくれ、結果もついてくることを証明してくれた。残り1試合、仙台に負けないエナジーを持って取り組みたいし、ホームコートで戦えることを力にして香川ファイブアローズの歴史に「B1昇格」を刻みたいです。

 香川ファイブアローズ・筑波拓朗

昨日は自分たちのバスケットができなかったが、今日は昨日よりも香川のバスケットができた。(3Q終盤の2Pは)流れもウチに傾いていたし(上良)潤起が恥っていたのでフォローしようと思って走っていたことでリバウンドを決めることができた。あまり昇格の現実味がなかった5年間を思うと感慨深い部分もあるが、目の前のことを闘うのが一番。特にプレーオフに入ってからの声は自分たちのエナジーを高めてくれるし、ブースターの声は僕らの力になるので、ゲーム3でも力を貸してほしいです。

仙台89ers 藤田弘輝ヘッドコーチ

今日はオフェンスがかみ合わず、ディフェンス面でも相手のよさを出させてしまった。しっかり冷静になっていいところを探したいし、月曜日は自分たちを信じてすべてをかけて臨みたい。

(記事:寺下友徳)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です