【ゲームレポート】ガイナーズ2014年の最後は1球勝利。その果報者は・・・
四国アイランドリーグplus 香川VS高知第12回戦
香川オリーブガイナーズ6-1高知ファイティングドッグス
@レクザムスタジアム 9月18日(木)
四国に独立リーグが誕生して10年目の最後の試合にはは思いがけない結末が待っていた。
この日は、ルーカス投手が先発したが、今季最後とあってオールスターのような今季頑張った投手たちのピッチング競演。ルーカス投手→太田投手→ウー投手→篠原投手→田村投手→寺田投手→酒井投手と7人の投手を繋いで1失点で乗り切った。
(写真:この日56登板目、田村投手)

打っては、本人が「今年一番のあたり」という宗雪選手の第2号ソロに始まり、シーズン最後に光明を見出した大木選手のタイムリー3塁打、その大木選手を返した小栗選手のタイムリーヒットが3回に、生田目選手のタイムリー2塁打、中川選手の2点タイムリーが8回にそれぞれ飛び出し、今年苦しめられた高知外国人投手勢を打ち崩した。
(写真:8回、中川選手がレフトへダメ押しの2点タイムリー)

試合が終了してひと悶着。”はたしてこの試合の勝利投手は誰なのか?”。普通なら5回以上を投げリードしていたチームの先発投手(同点、逆転がなかった場合)、救援勝利は、勝ち越したときその前の守備機会を投げ切った投手となるのが通常。
ルーカス投手が2回で降り、多くの投手を繋いだこと、3回2アウトから救援したウー投手が1球しか投げておらず、その裏の攻撃で逆転し、また救援陣が軒並み0を並べたことが話をややこしくし、最後に記録が出るまで時間がかかった。
公認野球規則の条文に「その投手が救援投手で、投球イニングが少なくかつ勝利に効果的でなく、それに続いて登板した投手のいずれかがより勝利に効果的な投球をしたと判断される場合は、前者でなく、後者を勝利投手とする。」とある。
誰が勝利に効果的な投球をしたのか?は記者席内でも紛糾する。
結論、勝利投手はウー選手。
1点を失った太田投手を受けて高知FDの攻撃気運を鎮めた「ウーの1球」は勝利に値するものだったと思う。
ウー選手は来日2年目で初勝利。ミャンマー代表のエースは四国アイランドリーグplusの記録に勝利を挙げた投手として名を残した。
これで香川オリーブガイナーズの四国アイランドリーグplus10年目は終了した。ガイナーズにとっては10年目で初の後期リーグ最下位(通年では3位)を経験し、来年からは常勝軍団であった過去と決別し新しい10年が待っている。
チーム史上最多本塁打の15本を記録した中本選手、奪三振王をとった寺田投手、絶好調時は常時150㎞/h以上のストレートを投げた篠原投手、先発も救援もこなし昨年の歴代最多登板64には届かなかったが歴代2位の56登板で9勝の田村投手と、今年も選手個々には頑張ったが、チーム全体、総力としての調子がなかなか上がらず、最後に勝負弱さとして響いた。
去る者、残る者それぞれに今季を糧に、更なるレベルアップを果たしてもらいたい。そして、来年のガイナーズが力強く、楽しさにあふれるチームとなるよう見守っていきたい。
この後には、NPBチームとの実戦フェニックスリーグ、そして10月23日には選手たちの今年最後の舞台ドラフト会議が待っている。
西田監督コメント:
前後期通じて徳島は粘り強かった。今日の試合をみてもわかる通り香川の選手に個々の力はあった。ただ、先発で10勝できる投手が出てこなかったし、(故障選手も多く)投手がそろわなかった。中本も好不調の波があって(打線も調子が上がらなかった)。
常勝軍団を目指してまた頑張る。いい意味でリセットができるだろう。

初勝利のウー選手:
たくさんの人が応援してくれているので頑張る。次はもっと長い回を投げたい。

反撃の口火を切る2号ソロの宗雪選手:
完璧な当たり。いい投手(高知パリーセ投手)だったのでとにかく塁に出ることを考えていた。前の試合(9.15@皇子山VS徳島)の内容が良かったから打席で落ち着いてボールを見れていた。
4月は打率としては数字が出ていたが勢いが良かったわけだが、思い通りのバッティングができていたわけでない。(シーズン通じて)もっとホームランも打てた。自分としてはまだまだ成長できると思っている。
チーム 点 H E
高知FD 001000000 1 5 0
香川OG 00300003X 6 6 0
対戦成績:6勝4敗2分け
勝ち投手:ウー 1勝(香川)
負け投手:パリーセ 2勝3敗(高知)
(記事:うえみぞ)
