【プレビュー】1月21日、22日B2第15節 香川ファイブアローズ VS アースフレンズ東京Z戦のここに注目!(1月21日 香川ファイブアローズ)

2016-17 B2 LEAGUE 第15節
香川ファイブアローズ VS アースフレンズ東京Z
1月21日(土) 18時 ティップオフ
1月22日(日) 13時 ティップオフ
@高松市総合体育館

年始から2週間のウィンターブレイクを経て、B2リーグも再開する。
現在、香川ファイブアローズは西地区5位の9勝19敗。
昨年中は西地区強豪に激しくもまれ痛めつけられたが、それが今のタフに走り回るファイブアローズを作ってきた。
結果として東地区や中地区の相手には互角以上の試合ができており、試合ごとにたくましくなってきている。
そして、それを加速させる発表が1月18日にチームから発表される。
香川県出身で高校、大学でそれぞれ日本一を経験しているバスケットエリートの坂東拓(ばんどうたく(→インタビュー)と契約したのだ。勝者のメンタリティーを持つ坂東の加入はチームにとって13人目。ベンチ入りちょうど12人の登録だった香川ファイブアローズに、そのプラス1は新しく激しい競争と化学変化をもたらすだろう。
今までのままでは一朝一夕に西地区トップへは届かない。シーズン途中でジャンプアップを目指す方向性の補強が為されたことには素直に拍手を送りたい。

さて、今週はアースフレンズ東京Zと対戦する。
日本代表監督の経験もある小野秀二監督に率いられているが、成績は中地区3位11勝17敗と今一つ。12月に主力外国籍選手を2枚替えしたものの、新しい2人は少なくとも単純な成績比較では前任者に及ばず、迷走気味といえそう。
ファイブアローズにとってはチャンス。今節デビュー予定の坂東は華々しいスタートを切れるだろうか?

〇香川ファイブアローズのここに注目!

注目選手は坂東!と言いたいところだが、そう簡単には行かないだろう。
外国籍選手が味方にも相手にも複数存在する環境へのアジャストや、真剣勝負の試合勘も現時点で本人からも確信といえる言葉はなく、手探りのスタート。
また、試合の中での体力や集中力においてもブランクはいい方向へは出ないし、ケガの恐れもある。
例え上手く滑りだすことができたとしても、HCはタフな接戦の後半などでは大事に使ってくるはずだ。
得意は3Pシュートで、津田監督をして「彼はボールを持ったらゴールしか見てなかった」と言わせる得点への貪欲さをもつ選手だ。初得点は十分に期待できる。
試合前日練習では東京Z対策のディフェンスに取り組んだ。やはりチームディフェンスが試合のカギを握る。
徐々に試合開始から激しくディフェンスをできる体力がついてきたファイブアローズは、さらなるレベルアップを目指す。

〇アースフレンズ東京Zはこんなチーム

中国選手のリュウ・ジンが期待通りの活躍ができず。クリークモア、ジョーンズもインパクトある活躍ができているかというと疑問符がつく選手で、外国籍選手のマッチアップでは苦労している。選手を入れ替えた12月からの成績が悪いのは単純に外国籍選手のレベルダウンによるものと見ていい。
それを補おうというのが180cm以下の選手がいないというB2リーグ屈指の高さを誇る日本人選手層の厚さ。190cmを超えるフォワード格の選手が3人いるというだけでもファイブアローズにとっては脅威だ。
ガードの渡邊翔太は2年目の若手ながら急成長でスタメンを勝ち取った。積極的なアタックで平均13.5得点、2.6アシストを挙げる。
195cmの1年目村越圭佑は筑波大学出身で、坂東の後輩。インカレ制覇を成し遂げた時のチームメイトでもあった。

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東京Zはチーム編成上の問題が解決されておらず、外国籍選手のマッチアップでは比較的戦いやすい相手。
但し、日本人選手はレベルが高く、特にディフェンスでは東京Zは先手で仕掛けようとしてくるだろう。ファイブアローズはさらにその機先を制し、スタートから激しくボールプレッシャーを掛けられるかどうかで趨勢がきまる。昨年末、黒星という形で支払った授業料を取り返さなければならない。絶対に東京Zペースで試合をさせてはいけない。
坂東に留まらず、全選手2週間開いたブランクは少なからずある。早い段階で通常運転のペースをつかまなければならない。
実績的には完勝も可能な相手。2連勝でファイブアローズを勢いに乗せたい。

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