【ゲームレポート】ファイブアローズ茨城の好オフェンスに脱帽。堀田新境地の11得点。(12月31日 香川ファイブアローズ)

2016-17B.LEAGUE2部 第14節第1試合
香川ファイブアローズ 68-86 茨城ロボッツ
@高松市総合体育館 12月30(金)
(写真:山中大地 記事:上溝 真司)

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(4Q、相手に囲まれながらファウルを貰う堀田)

この試合に限っては。
茨城ロボッツの選手たちをもろ手を挙げて賞賛するしかない。
「選手は一生懸命プレーしてくれたし、8割ほど思い通りの試合ができたが、我々が勝つには10割いいプレーをしなければならない。」
ジョー・ナヴァーロHCも脱帽した。

前半の茨城選手の集中力は凄まじいものがあった。打つシュート、打つシュートが次々とネットを揺らす。外れることを期待したいタフショットすらやすやすと決められてしまう。
きっかけは1Qの3P。シュートチェックを敢えて緩めていたと思われるPG河野が5分16秒に3Pを決めた場面ではなかったか?タプスコットがほぼ一人でB2ポイントランキングトップのリカートを封じ、ファイブアローズペースになりかけていたモメンタムがガラリと劇的に茨城に傾いた。
茨城はその後、3P4本のうち3本を決め、2Qはさらにドラスティックに良くなる。3P2/2の100%、2P13/17の76.5%と練習でも調子が悪ければ決まらないくらいの高確率で、結局32得点を許した。スキが全くなかったわけではないが、ディフェンスが成功していると思われるシュートを何本か決められてしまううちに、茨城オフェンスを止める手立てがなくなってしまった。

3Qにハイプレスを多用して追いかけ、中盤で近の3P連打が上手くハマって点差を縮めたが、スパートするところまでもって行けず。
ファイブアローズは、残りの時間を前半当たりすぎたシュートにおごらず、着々と試合時間を消費する茨城を突き崩すことができなかった。

堀田は主に2Q、4Qで出場時間を得て、3Pだけでなくドライブでファウルを貰うプレーなども披露し日本人最多の11得点。新境地を見せた。
悪かった部分を上げるなら31-45と大差をつけられたリバウンド。特にディフェンスリバウンドでニカ、フォーブスとも1本づつしか取れず、インサイドの苦戦が目立った。

合計21ターンオーバーを奪ったディフェンス自体は悪かったわけではないと思う。しかしながら、ファイブアローズとしてベストのプレーを積み重ね、相手を上回るいい試合をすることでしか勝利へ近づくことはできない。
この試合は茨城が素晴らしかった。称えるべきは称え、2016年最終戦、茨城の壁を突破して新年を迎えたい。

香 川   茨 城
16 1Q
24
19 2Q 32
19 3Q 14
14 4Q 16
68 合計 86

(香川:タプスコット 16得点、堀田 11得点2アシスト、徳永 9得点8リバウンド5アシスト )

(茨城:リカート 18得点16リバウンド、眞庭 16得点、フォード 15得点6リバウンド4スティール )

 

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