【ゲームレポート】青森にリベンジ成功!タプスコット、衝撃の3試合連続30点以上のダブル・ダブル(12月19日 香川ファイブアローズ)

2016-17B.LEAGUE2部 第12節第2試合
香川ファイブアローズ 91-69 青森ワッツ
@高松市総合体育館 12月18日(日)
(写真:小山 記事:上溝 真司)

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ファイブアローズは弱くない、それを知らしめる充実の勝利で青森戦に圧勝。
1Qから4QまですべてのQで青森より多い得点を挙げ、最後まで緩むことなく青森を圧倒し続けた。
「今日は終始、香川のペースで全部進んだと思います。」と青森の佐藤信長ヘッドコーチもお手上げ。

本人が「20点は取れとヘッドコーチから言われていた」という、この日MVPを受けた23得点を挙げた近も素晴らしいパフォーマンスだったが、何といっても衝撃的だったのはタプスコットの活躍だろう。
初対戦となる他地区のチームとの対戦で比較的プレッシャーが弱いのは確かだろうが、名実ともに圧倒的な香川のエースと相手から注意されながらの30得点11リバウンド。さらに言えば5ブロックに5アシストと八面六臂の活躍と言って言い過ぎはない。これで、3試合連続30点以上、ダブルダブル(主要2部門以上で2けた以上の成績をあげること)、こんな離れ業が簡単なわけはない。ドライブをケアされれば外から3Pを高確率で決め、また軽快にパスをさばく。もちろん、ほかの選手へマークが分散すれば相手がどんなプレイヤーでもものともせずに決めて見せる。
ディフェンスではスティールを奪いまくるハイプレスを先導。攻守いかなる場面でも味方を鼓舞する姿にはこの日のファイブアローズの試合のように緩みや焦りはない。
強力ディフェンスを誇る西のチーム相手に苦しんだ期間もあったが、完全に昨年大分・愛媛で平均22.7得点と猛威を振るった本来のタプスコットを取り戻した。

平均得点は19.2まで伸びて、リック・リカート(茨城)に次ぐ2位、総得点では1位へと躍り出た。

ファイナルスコアは91-69と点差は22点にもなる。これだけ内容のあるゲームができるにもかかわらず、17日の試合のようにまだまだ脆さを内包するファイブアローズ。だが、エースの冷静でバスケット愛のこもったプレーが確実にチームを成長させている。
タプスコットと車の両輪となっていた近は「長野は実力を100%だしきれれば2連勝できると思っている、今日のようなチームプレーをできれば。」と来週の信州戦へも闘志を見せる。
香川ファイブアローズはこれで7勝17敗。西地区5位は変わらずだが、B2リーグ18チーム全体の順位では信州、東京エクセレンス(同率得失点差)を上回り、14番目の成績。先週岩手を躱したのに続き、順位を上げている。
年内連勝フィニッシュへ。準備は整いつつある。

香 川   青 森
24 1Q
17
21 2Q 18
25 3Q 16
21 4Q 18
91 合計 69

(香川:タプスコット 30得点11リバウンド5ブロック5アシスト、近 23得点、徳永 3得点7アシスト )

(青森:バローン 19得点9リバウンド、ウィギンズ 12得点10リバウンド、下山大地 13得点 )

 

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