【プレビュー】12月24日、25日 信州ブレイブウォリアーズ VS 香川ファイブアローズ(12月23日 香川ファイブアローズ)

2016-17 B2 LEAGUE 第13節
信州ブレイブウォリアーズ VS 香川ファイブアローズ
12月24日(土) 14時 ティップオフ
12月25日(日) 14時 ティップオフ
@千曲市戸倉体育館

青森との試合を1勝1敗で終えた香川ファイブアローズ。7勝17敗となかなかに勝率5割が遠い。10個ある借金返済には連勝が必要で、接戦となったVS青森1戦目のゲームを取りたかったところ。
ただ、2戦目を圧勝したところからもチーム力は確かに上がってきている。これからの戦いは期待できそうだ。
クリスマスウィークの今週対戦するのは信州ブレイブウォリアーズ。
6勝18敗で中地区最下位に位置する信州は、19日にテレンス・シャノンを、22日にジャマール・ボイキンをリリース。
新たに外国籍選手2名の獲得を発表したが、今節には間に合わない。仮に1月2、3日に行われる鹿児島戦も間に合わないとすると、戦績的に勝ち易いチームとの対戦を前に外国籍選手が1名という状況に陥る。信州のモチベーションは低いと見るべきだろう。
ファイブアローズは信州編成の混乱に乗じて、確実に2勝を挙げておきたい。

〇香川ファイブアローズのここに注目!

信州の外国籍選手が1名であるとなれば、3試合連続30得点以上を継続中のタプスコットを止めることができる選手は信州にいない。
外国籍選手が2名出られる2、4Qはフォーブス、ニカ・ウィリアムズのセンター/パワーフォワード系2人で行く必然性がなくなり、攻守にタプスコットで圧倒しながら、インサイドのリバウンドでも優位に立てる展開が期待できるだろう。
高田も近もサイズで不利なマッチアップとなることがなく、また二人ともディフェンスのいい選手であり、スピードで圧倒される場面も想像しずらい。
ガードも徳永、坂井とも好調で勢いがある。
怖いのは油断のみ。入りから全力で相手を圧倒し、VS青森2戦目のようなパフォーマンスを2試合続けてできるかどうかだ。

〇信州ブレイブウォリアーズこんなチーム

信州の強みだったリバウンド(B2全体4位)を支えていた2名の外国籍選手のカットは深刻な戦力ダウンと見るべきだろう。信州はリーグで最も3Pを試投するチームの一つ(B2全体2位)だが、インサイドの強さあってオフェンスが成り立つもの。インサイドで勝負できないとなれば、なおさら外一辺倒となり、一般的には守りやすくなるだろう。
シューターの大当たりを活路とせざるを得ない信州で注意する選手はガードの和田保彦。先週のVS愛媛第1試合で14本のシュートを放ち、シーズンハイの21得点を獲得している。
唯一の外国籍選手、カーターは平均FG成功率こそ60%と高いが非常に波が激しく、安定感を欠く。VS愛媛第1試合では18分出場してリバウンド1本というインサイドの選手にあるまじき成績で、”ダメな日”がはっきりしすぎる選手だ。
栗原祐太は2010~2012の2シーズンを高松でプレーした選手。今季はプレータイムに恵まれないが、ベテランらしいプレーで今季初得点を狙う。

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ファイブアローズは単純な戦力比較からは連勝して当たり前、のカードとなる。
タプスコット、フォーブス、ニカでインサイドを代わる代わる押し込めば、ファウルトラブルにでもならない限り、出ずっぱりとなるであろう信州カーターの体力が持たないだろう。例え前半にリードを許すような展開となっても、カーターを崩せば後の信州ゴール下を支える選手はおらず、以降の展開が不利になることはほぼない。
ファイブアローズは前述のとおり油断が怖い。ロースコアゲームに持ち込まれ、カーターを疲弊させることに失敗していれば、最終Qは何が起こるかわからない。立ち上がりから激しく戦い、どんどん点差を付けてギブアップ(主力を下げて選手温存)を誘うくらいでちょうどいい。
連勝すれば、借金一桁。ファイブアローズはさらに勢いがついてくる。

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