【プレビュー】12月17日、18日 香川ファイブアローズ VS 青森ワッツ(12月17日 香川ファイブアローズ)

2016-17 B2 LEAGUE 第12節
香川ファイブアローズ VS 青森ワッツ
12月17日(土) 18時 ティップオフ
12月18日(日) 13時 ティップオフ
@高松市総合体育館

香川ファイブアローズ3連勝!東地区最下位の岩手とはいえ、岩手得意のスローゲーム、さらに2試合目は「アウェーの4Q勝負」という鬼門をクリアするなど成長を見せた。
西地区の他のチーム(鹿児島は惜しくも負けた)が快調に勝っているので交流戦は負けられない試合となってきている。
その交流戦ホーム初開催の相手はB2最北(B1はレバンガ北海道)のチーム、青森ワッツ。
東地区5位ながら、10勝12敗は立派な成績。岩手と同じように戦ってはしっぺ返しを貰う。
上り調子を自信につなげるためにも、連勝を伸ばすことが大事な試合、勝負のポイントはタイプの違うそれぞれのエースが担う。

〇香川ファイブアローズのここに注目!

岩手2戦目では久々の大爆発!一人で34得点を獲得したのは香川のエース、チェハーレス・タプスコット。
1試合平均18得点のタプスコットは、身長195cm。外国籍選手出場制限(1、3Qは1人、2,4Qは2人)の関係で基本的に2m越えのインサイドプレイヤーが出場時間を伸ばし、上位を占める得点ランキングのなかで特異な存在。サイズのわりに激しい接触を苦にせず、リバウンドも積極的。B2でもっともオールラウンドに優れたスコアラーの一人だ。
真骨頂は1ON1での勝負。離れれば簡単に決め、距離を詰めれば躱し、よしんばディフェンスに成功したと思ってもフェイダウェイ・ジャンパー(斜め後ろへ飛び下がりながら打つシュート)もある、さらにはパスも的確に捌けるとディフェンスにとってこれほど守りにくい選手はない。徹底マークを受ける立場で、ダブルチームを仕掛けられ封じ込まれることもあるが、スキを見せれば一気に爆発する力がある。青森戦でも期待せずにはいられない。

〇青森ワッツはこんなチーム

ファイブアローズのタプスコットがスーパーオールラウンダーなら、青森のエース、カイル・バローンはスーパーセンターと言えるだろうか。
奇しくも平均得点18点はタプスコットと並ぶ。208cmの堂々たる体躯は力感にあふれ、コンスタントに10得点以上、10リバウンド以上を獲得。シュートレンジも広くミドル、ロングも悪くない率で決めるリーグ屈指のセンタープレイヤーだ。
弱点はといえば、フリースローの率が悪いことと、ターンオーバーの多さ。ファウルを貰う機会も多いため、フリースロー率の悪さは弱点になり得る。
他にもウィギンズ、セビルンビは205cm以上とこれまたサイズが大きく誰が出てきても力強い。
日本人選手も軒並みサイズがある。シューターの下山大地は3P35%以上、2P47%以上と確率が高い。

――――

試合のポイントはディフェンスのエース対策。そもそも持たせないのようにするか、持たせて周りを潰すのか、やり方は様々。それぞれ練ってきた策を見るのが面白い。
試合テンポが速く、大型の外国籍選手がいるという部分で仮想青森のイメージは愛媛オレンジバイキングス。
ファイブアローズはボールホルダーへのプレッシャーを強め、積極的にインサイドへ入れる前のプレーでスティールを狙いたい。
得点を挙げるタプスコットの援護も含め攻撃をうまく回すスパイスは高田。各ポジション長身の選手が相手となることが多い見込みでファイブアローズはスピードで勝負することになる。スクリーナーとして、またマーカーをずらせた後のシューターとして高田フル稼働が期待される。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です