【ゲームレポート】ファイブアローズ大勝利!徳永が攻守に活躍し、愛媛を撃破!(12月5日 香川ファイブアローズ)

2016-17B.LEAGUE2部 第10節第2試合
香川ファイブアローズ 89-68 愛媛オレンジバイキングス
@高松市総合体育館 12月4日(日)
(記事:上溝 真司)

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チームリーダー徳永の攻守にわたる貢献がチームをよみがえらせた。
最初のシュートは徳永の3P。昨日も愛媛は徳永の3Pへはほぼノーケアで打たせていた。1本目は昨日のように外れてしまったがこの日はその後が違った。
「昨日は(愛媛にオープンで打たせてもらったのに)入らず、相手はおんなじ戦術でくるんだろうなとは思ってましたし、チームのみんながあそこは絶対打ってくれって言ってくれていたので」と心に期するものをもって挑んでいた徳永は存分に暴れまわった。
愛媛が掛けてきたオールコートプレスをタプスコットとの共同作業で躱すと1分半に放った2本目の3Pもノーケア、これを見事に決めた。
1Q序盤こそ互角に進むが、中盤に差し掛かって得点9-6でまたも徳永の3P。これが決まってファイブアローズはモメンタムを掴む。
更には3Pのモーションで引き付けると、今度は得意のドライブで得点。浮足立つ愛媛はシュートを決められない。
ディフェンスの混乱を突いて高田がミドルにドライブ、近も得点を重ねて20-6まで一気に点差を開く。
愛媛はたまらずタイムアウト。得点を取って仕切り直し、という場面でまたも徳永が3Pを決める。Q終了間際にも1本3Pを決めて愛媛のディフェンスプランを完全に突き崩した。
第2Q、今度はディフェンスだ。ファーストプレイ、ボールプレッシャーでパスミスを誘うと、愛媛のボール回しは滞り、シュートミスを重ねる。
中盤では堀田の3P、前村の3Pをおぜん立て。ゴール下では「スティールのアシスト」と言ってもいい味方がボールへ手を出しやすいタイミングを作り出すディフェンス。
9得点に抑え込み前半終了で47-22。昨年のbj広島Lのような特異な例を除いて前半を終えてダブルスコアなど最近のファイブアローズではなかなかお目に掛かれない。
2Qに故障でビッグマンの一人クレイグ・ウィリアムズJrを欠いている愛媛相手に25点はセーフティリードに近いもの。
徳永は前半出ずっぱりで16得点3アシスト2スティール。明らかに徳永が”ゲームメイク”した。

後半に入っても緩まず、溝口が、前村が次々にバスケットへボールを沈める。3Qを終えて66-37の29点差。試合は決まった。
さらに第4Qには、なかなか出場時間が伸びない大澤やエイケンをフルタイム出場させ、徳永、高田、溝口、近、タプスコットのスターティング5を全て休ませる余裕を見せた。
7分55秒の堀田を除く選手全て10分以上出場、全選手得点と、チームにとっていいところのみが多い試合で大勝利だ。
「リンは今日攻守両面でチームを支えてくれたと思う。常にボールへプレッシャーを仕掛け、オフェンスリズムを崩してくれた。」と指揮官も主将の活躍にもろ手を挙げて感服。
香川ファイブアローズは連敗脱出で20戦4勝16敗。4位愛媛オレンジバイキングスとのゲーム差を3に縮めた。

好守にバランスがいい試合ができた。軒並み愛媛を上回るスタッツを挙げている。
ただし、一つ気になる点は、16ターンオーバーは勝ち試合としては多い。このうち7つが第4Qででており、スタメン組とそれ以外という色合いが出てしまっているのは残念というほかない。
スタメン勢を驚かせ、HCに使いたいと思わせる絶好の機会でアピールできなかった。「ファイブアローズはスタメンまで。」そう思わせてしまってはいけない。ベンチメンバーには更なる奮起が求められる。

 

来週からはアウェー岩手でのビッグブルズ戦を皮切りに、3月まで続く他地区対戦。この大勝利で勢いは付いた。今の成績は西地区のレベルが高かっただけ、そういわせてくれる連勝劇を見せてもらいたいところだ。

 

香 川   愛 媛
26 1Q
13
21 2Q
19 3Q 15
23 4Q 31
89 合計 68

(香川:徳永 18得点3アシスト3スティール、前村 14得点3P4/6、フォーブス 6得点12リバウンド7オフェンスリバウンド )

(愛媛:ブラックレッジ 19得点12リバウンド、笠原 9得点、クロフォード 5得点13リバウンド )

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