【試合後コメント】12月4日(日)香川VS愛媛4回戦を終えて(12月5日 香川ファイブアローズ)

河合竜児愛媛オレンジバイキングスHC:

今日の負けに関しては、僕のプランのせいで敗戦を招いてしまった。選手にフラストレーションをためた状態でプレーさせなければならなかったことに責任を感じています。
2ndハーフはそのフラストレーションを爆発させることなく、最後まで頑張り切ってくれた選手に成長を感じましたし、敗戦の中で学ぶべきことは多かった。
ただ、負けていいことは絶対にあるわけではないので、鹿児島の敗戦、今回の敗戦を踏まえて必ず挽回しなければならないと思っていますので、今日の頑張りの中で得たものを今後のゲームにつなげていきたい。

―昨日と比べてシュート成功率が上がらなかった。
プランのせいで選手にフラストレーションをためてしまった。その中でシュートを打っていかなければいけないというところ、いい状態でバスケットができない状態にしてしまったということです。もう一つは若いチームがゆえに起きることなんですが、シュートが入らないことが伝染してしまう。経験を積んできたり、実力のある選手、コンスタントに力を発揮できる選手が出てくると、この中で「俺が」っていう人間が出てこれると思うので。うちの弱点としては入らないが伝染していく。両極端に出てしまうので、とことんダメになる。この中で誰かがっていうのがないので、それが次の課題かなと。選手たちがワイドオープンで打てていても「入らなかったのは若さゆえ」と言い訳をしているうちはまだまだかなと。ゲームが始まって「あれ、今日みんなタッチが悪いな」っていうときに「じゃあここで俺が踏ん張らなきゃ」って言って出てきてくれる選手を育てたいですし、選手にもなってほしい。

―クレイグ・ウィリアムズJrが途中で負傷退場
実際つらいですよね。鹿児島もでてないんです。今回も1分も出ていない訳じゃないですか。インサイドっていうか、ビッグマンの中で彼が精神的な柱ではあるので、試合にはクロフォードの方が出ていますけれども、彼が出ないと試合が落ち着かない部分があるので。今日の(負け)試合に拍車を掛けちゃったのは彼のケガかなと。彼が居たらたとえ負けたとしても、違った展開になっていたのではないかなと思います。

―今後のプランは?
来週に向けてクレイグがプレーできるかどうかわからないんですけれど、プレーできればラッキーくらいな感じで。
来週は群馬と対戦しなければならないので、しっかりスカウティングして準備していかなければと思います。

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ジョー・ナヴァーロ香川ファイブアローズHC:

本当に昨日に比べて、楽しい試合だった。選手たちが素晴らしいディフェンス、特に3Qまでいい仕事をした。シュート30%に抑えられたことが大きかった。
試合の序盤からリン(徳永)とテツ(前村)をオープンにしてインサイドにダブルチームを仕掛ける、という愛媛に対して、彼らがシュートを決めてくれた。賢く戦ってくれた。
リンは今日攻守両面でチームを支えてくれたと思う。常にボールへプレッシャーを仕掛け、オフェンスリズムを崩してくれた。
今週は練習からいい練習ができていた。昨日も本当は勝たなければいけないゲーム。今日は練習のポイントが図にあたっていいディフェンスとオフェンスができた。
このまま勝ちゲームを続けていきたい。
前半を終わって25点差を奪った段階で、同じ姿勢、激しさを維持することは難しい。ハーフタイムでこのままの試合を続けることが大事だと伝えた。選手たちは応えてくれた。
今週はシュートとディフェンスのローテーションに集中して取り組んだ。
向こうのターンオーバーを誘えるよう我慢したディフェンスができるように。

―徳永へ特別な声掛けをした?
特に。しっかり自信をもってプレーするよういつも伝えている。正しいプレーでオープンになって自信をもって打つ。チームの皆へ伝えていること。
ことわざにあるように「壊れていないモノを直すな。」集中できているとき、彼はすばらしいプレーを見せてくれるし、崩れるところがなかった。
彼がこのチームの絶対的なリーダー。チームを率いてくれている。

―来週に向けて
岩手に関してはまだ試合を見ていない。
反省すべきところは反省して、水木と来週の対戦に向けて準備をしたい。西地区が一番の激戦区じゃないかと思っている。ここでしっかりとした準備ができていれば、ほかでも戦える。

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徳永林太郎選手:

まずホームで勝てたことが嬉しく思いますし、チーム全員得点でゲームを終えたっていうのはいいことです。交流戦が始まりますけれども、これを機に一つでも勝利を挙げていければと思います。

18点は多分キャリアハイになるんですけれど。昨日は(愛媛にオープンで打たせてもらったのに)入らず、相手はおんなじ戦術でくるんだろうなとは思ってましたし、チームのみんながあそこは絶対打ってくれって言ってくれていたので、信頼あってのプレーで、僕一人の力じゃないって感じています。
オフェンスの面でも得点は入っていますけれども、ディフェンスでリズムを作るのが僕たちの持ち味なので、1日目2日目ぜんぜん違った形にはなりましたけれども、これからは1日目のような接戦をものにしていく事もとても大事。2日目も点差が離れた中でも最後までしっかりプレーするということ(も大事)。いろんな意味で1日目、2日目とチームにとってすごくいい刺激のあった試合だと感じています。
親父からメールが来て、「あのシーンは強いチームのガードは基本、70%スリーを打ってる」ってアドバイスがあって(笑)。親父も素人ですけれど単純に本当だなと思って。そのアドバイスが効いたのかなという気がします。
今日はAD(フォーブス)も10本以上リバウンド取ってくれていますしシュートが落ちても彼らが取ってくれる。

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ニカ・ウィリアムズ選手:

昨日の敗戦を今日につなげて勝てた。激しくプレーし続けることができた。相手を勢いづかせることなくディフェンスできたことはよかった。

試合(への心構え)として昨日と大きく違うということはない。自分としては同じプレーをすることを心掛けた。今週はポストのプレーやシュートタッチを良くすることを心掛けて練習し、試合に出せたと思う。
勝つことが一番の薬。勝つために必要なことは激しくプレーし、一生懸命チームに尽くすことだ。
うまく行く、行かないは自分のメンタルが大きい。自信を持つことも大事だし、自信を深めていくことも大事。それを得るためには練習から激しく取り組まなければならない。
兄からも、周りの人も激しく練習をすることが大事だと言ってくれている。
それが(今もバスケットを続けられている)結果になっている。

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