【プレビュー】12月3日、4日 香川ファイブアローズ VS 愛媛オレンジバイキングス(12月3日 香川ファイブアローズ)

2016-17 B2 LEAGUE 第10節
香川ファイブアローズ VS 愛媛オレンジバイキングス
11月26日(土) 18時 ティップオフ
11月27日(日) 13時 ティップオフ
@高松市総合体育館

島根にも惜しい試合を繰り広げ、もう少しで届きそうな部分が見えた。チームケミストリは良くなってきている兆しはある。
ただ、結果は結果。9節18試合を終わって最下位の鹿児島以外から勝利を得ることができていない。4Qが終わった時に1点でも上回っている、そのために必要なものは何かをさらに追及する必要がある。
さて、来週から始まり、約3か月に及ぶB2他地区とのカード。その前に自信を得るためにも鹿児島以外のチームから勝利が欲しい。
そのラストチャンスの対戦相手は、6勝12敗4位の愛媛オレンジバイキングス。4節で対戦した時は連敗ながら接戦した。
愛媛に勝てない限り、点差がどこまで迫っても熊本、広島、島根の西地区TOP3への挑戦権はつかめない。結果を前回と逆転させ、上げ潮で他地区対戦へ向かいたい。

〇香川ファイブアローズのここに注目!

先週は「ディフェンスで島根にうまくシェイ(タプスコット)を守られてしまい、それをサポートする得点も取れなかった。(ナヴァーロHC談)」という試合だった。
タプスコットは大黒柱。多少相手ディフェンスが良かったとしても得点を重ねてもらわなければならない選手である。
現在、平均18.6点を挙げB2得点王のタプスコットだが、島根戦では13点、10点に留まった。古巣愛媛との対戦でもあり、相手のこともよく知っている。爆発に期待したい。
3勝の香川に比して6勝の愛媛だが、平均失点、3P成功率、リバウンド、ターンオーバー数で香川が成績が上回る他にもスタッツ上で大きく差がついている部分はアシストくらい(愛媛233、香川186)。
大きな差はない。一方でこれらの強みを香川は出すことができるかどうか?がカギになる。

〇愛媛オレンジバイキングスはこんなチーム

逆に愛媛オレンジバイキングスが香川に勝っている部分は平均得点、2P成功率、アシスト、スティールでリードする。
愛媛はここへきて大型補強を敢行。11月15日に成績が安定しないレミ・バリーをカットし、大阪エヴェッサ等での活躍も記憶に新しいローレンス・ブラックレッジと契約。
206cmと大型選手にも関わらず器用でスピードがあり、ゲームメイクも担った2015-16シーズンでは14.4得点3.9アシストを挙げ新境地を見せており、「オールラウンダー」という表現に言い過ぎはない。明確な弱点はフリースロー。ファウルを貰いやすいスタイルながら60%そこそこに留まり、爆発と不振の振れ幅が大きい得点ムラの原因になっている。
2週前の鹿児島との対戦ではブラックレッジをうまく活かせずに日本人選手が低迷、鹿児島に白星を献上している。現状そのB2屈指の攻撃力を結果につなげられてはいない。

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成績を見る限り甲乙つけがたい香川と愛媛。
ざっくり眺めても、全体:ディフェンスの香川⇔オフェンスの愛媛、オフェンス:3Pで優位香川⇔2Pで優位愛媛、ディフェンス:リバウンドの香川⇔スティールの愛媛、エース:柔のエースタプスコット⇔剛のエースブラックレッジと対抗軸が満載。面白い試合になるだろう。
香川が勝つためには得点をいかに獲っていくか?に回答を出す必要がある。愛媛に勝るディフェンスでいかにボールを奪い、有利なポゼッションの数を増やすことができるかどうかは注目しなければならないポイントだ。
四国に存在するライバルチーム。移転1年目(昨年は大分・愛媛のダブルフランチャイズ)のチームに歴史を積み重ねてきた地、ホーム高松市総合体育館では負けるわけにいかない。
バスケットボールはアウェーゲームに比してホームゲームの勝率が高いことが多く、応援の質量が結果に響きやすいスポーツと言われる。
この互角といっていい好マッチアップ、香川の選手たちが最後に頑張り切れる後押しをお願いしたい。

 

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