【ゲームレポート】2016明治安田生命J2リーグ第42節 カマタマーレ讃岐VSジェフユナイテッド市原・千葉 マッチレビュー(11月20日 カマタマーレ讃岐)

カマタマーレ讃岐1-1(前半1-0)ジェフユナイテッド市原・千葉
得点:前半38分・馬場 賢治
Pikaraスタジアム 14:04K.O
天候:晴、無風、気温21.0、湿度74% ピッチ:全面良芝、乾燥
試合時間:90
主審:髙山 啓義 観衆:4,461

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11月3日(木・祝)に行われた前節、トランスコスモススタジアム長崎で開催されたV・ファーレン長崎においてFW木島徹也とMF永田亮太のゴールで2対1逆転勝ちし、来季も明治安田生命J2リーグで戦うことが決定したカマタマーレ讃岐。10勝12分19敗・42得点61失点・勝ち点42で22チーム中19位で迎える11月20日(日)の最終・第42節の相手は、前節まで13勝13分15敗・51得点52失点で11位のジェフユナイテッド市原・千葉である。

ホーム・PikaraスタジアムのバックスタンドB席からはアップ時から選手チャントが次々と鳴り響くなど、試合前の雰囲気は上々。そんなサポーターの想いを受けてカマタマーレ讃岐のイレブンはキックオフから躍動した。
前半開始1分も経たずにCKを獲得すると、2分にはFW仲間隼斗が相手DFへのチェイスからボールを奪取し、最後はMF渡邉大剛がループシュート。これは惜しくも枠を外したが、その後もカマタマーレ讃岐は21分にカウンターからゴール前に鋭く迫るなど、「固く激しく守り、鋭く攻める」昨年からのコンセプトを体現する。

そして迎えた前半38分、今季のコンセプト「華麗に決める」を地で行く先制点が生まれた。まずは右サイド、ボランチ永田亮太のスルーパスに右サイドバック西弘則が反応しゴール横まで運んで渡邉へのマイナスパス。渡邉はダイレクトで柔らかいクロスを供給し、これが左MF馬場賢治の頭に当たり左サイドに流れたところを左サイドバックの砂森和也が素早くフォローし再びクロス。これを仲間がファーサイドで優しく折り返した先にいたのは動き直していた馬場の右脚。今シーズンで3本の指に入るビューティフルゴールにより、前半はカマタマーレ讃岐が1点リードで折り返す。

後半も「さほどペースは変わらなかった」とジェフユナイテッド市原・千葉の長谷部茂利監督も認めるカマタマーレ讃岐ペース。「2点くらい取れそうな場面があった」と馬場も振り返ったように、後半30分過ぎまでは全く危なげない展開であった。

ただし終盤は、パワープレー気味にクロスを入れてきたジェフユナイテッド市原・千葉の攻勢にさらされることに。そしてアディショナルタイム「4分」が出ようとしていた後半45分。自陣左サイドで直接FKを与えたカマタマーレ讃岐は、途中出場のリオデジャネイロ五輪代表FWオナイウ阿道に打点の高いヘディングシュートを叩きこまれ1-1。「今季を象徴する試合」と北野誠監督も、キャプテンのGK清水健太も悔いる内容で、2016年・カマタマーレ讃岐の公式戦最終戦はドロー決着となった。

 

かくしてカマタマーレ讃岐の2016明治安田生命J2リーグの最終成績は10勝13分19敗、43得点63失点・勝ち点43で22チーム中19位。昨年より得点は13点上回ったものの、順位は昨年の16位から落とし、失点数はJ2最少失点タイだった33失点から29失点増。勝ち数・引き分け数も昨年より減らす厳しい数字となった。

「最低限であるJ2残留は果たせたが、目標としていたところ(勝ち点56+α・10位以内)とは違うので申し訳ない気持ちでいっぱい。こういうゲームで勝てないのも自分たちの甘さ」。香川県さぬき市出身のボランチ高木和正があらわにした危機感を、カマタマーレ讃岐にかかわるすべての人々が感じ、考え、前に進めるか。J2・4年目の戦いはもうここから始まっている。

 (記事:寺下 友徳)

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