【インタビュー】~香川オリーブガイナーズOB選手訪問・埼玉西武ライオンズ前篇~ 松本直晃投手(9月12日 香川オリーブガイナーズ)

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~7月26日~28日に行われたフューチャーズVS四国IL戦で現アイランドリーガーと元香川OGの選手たちが会いまみえた。西武所属で元香川OGといえば、この人とアノ人。共に今年1軍デビューを果たした選手へのインタビューを今日12日の前篇、明日13日の後篇で2回に分けてお届けします。~

2015年香川OG新入団選手の中に異色の経歴を持つ選手がいた。元香川OG・又吉克樹選手(現・中日ドラゴンズ)と大学時代の同級生という点にも香川OGファンなら反応してしまうところだが、それ以上に彼の大学を卒業してからの経歴と、その経歴からは考えられない彼の活躍ぶりに驚かされ続けたファンは少なくはないであろう。
そしてその投手は9月11日ついに夢の舞台、1軍のマウンドに立った。

西武第二球場の芝の上でつい先日のことを話すように香川OG時代を振り返ってくれた松本選手。「北米遠征の5日目にマクドナルドに行ったんです。それでクウォーターパウンダーチーズを頼んだんですよ。商品番号が3番って書いてあったから英語分からないですし、ずっとスリースリーって店員さんに言っていたんです。そしたらクウォーターパウンダーチーズがセットで3つも出てきたんですよ!いやぁー、海外舐めちゃいけないなって思いました(笑)」
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香川OG時代の一番の思い出は、リーグとして初めての試みであった“北米遠征”。「カナダに行くのもアメリカの中でも全部バス移動でした。しんどかったです」そう言いながらも、松本選手は終始笑顔で北米遠征について語り続けていた。特に現地のマクドナルドでの予期せぬプチ爆買いは一番色濃く心に焼き付いているそうだ。

松本選手は香川OG入団1年目の2015年シーズンに、リーグ2位の防御率1.00を記録した。この時の松本選手の投手歴はたった3年弱。チームの先発の柱として大活躍し、その年のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから指名を受けた。
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約1年間NPBを経験してみて松本選手は「(NPB在籍選手と四国IL在籍選手に)大きな差は無い」と答えた。ただ、大きくはないが存在するNPB在籍選手と四国IL在籍選手の差を分析し、そしてその差に対応すべく「変化球で投手有利のカウントをとることが大切」と自身の課題を話した。「NPBの選手は打ち損じが少ないです。その積み重ねが差になっているんだと思います。四国ILでは甘い球を投げても打ち損じてもらえる時もありました」

四国IL選抜vsフューチャーズ戦では2戦目に1イニング登板した。松澤裕介選手(香川OG)・ザックコルビー選手(愛媛MP)・小林義弘選手(徳島IS)の強打者を相手に、被安打0奪三振1と自身の課題に対し確かな成長を感じられた試合となった。

9月11日の試合では2番手として登板し、結果は2/3イニングで被安打1、与四球1。自責点こそつかなかったものの2人の走者を還されるほろにがデビュー。
だが、香川OGでの経験を自信に、松本直晃は次の目標1軍定着を目指して成長し続ける。

最後に香川OGファンへのメッセージ:

「1年しか香川OGに在籍しなかったのに、春季キャンプ中に高知県(西武B班キャンプ地)まで見に来てくれた人もいました。嬉しかったですね。今は埼玉西武ライオンズの選手ですが、これからも応援よろしくお願いします!」

(記事・写真 喜岡 桜)

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