【ゲームレポート】2016明治安田生命J2リーグ第31節「カマタマーレ讃岐vsツエーゲン金沢」マッチレビュー(9月12日 カマタマーレ讃岐)

カマタマーレ讃岐11(前半10)ツエーゲン金沢
得点:前半4分・木島 徹也
Pikaraスタジアム 1805K.O
天候:晴、無風、気温28.5、湿度55% ピッチ:全面良芝、乾燥
試合時間:90
主審:小屋 幸栄 観衆:2,419

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9月3日(土)、天皇杯2回戦・愛媛FC戦での敗戦(0対2)によって、今期の公式戦は明治安田生命J2リーグ12試合のみとなったカマタマーレ讃岐。リーグ成績は7勝9分14敗・31得点43失点で勝ち点30。最下位がJ3自動降格、21位がJ3・2位と入れ替え戦を戦うリスク回避し、現在22チーム中19位のポジションから少しでも順位を上げることが必定である。

そういった意味でも9月11日(日)の第31節は大変重要な一戦である。相手は5勝10分15敗、26得点47失点。勝ち点25で現在22位のツエーゲン金沢。ホーム・Pikaraスタジアムは北野誠監督らのスタッフ、選手、観客含め誰もが試合前から戦闘ムードに突入していた。

スコアをいきなり動かしたのはカマタマーレ讃岐であった。前半4分、左サイドでパスを受けたMF仲間隼斗がゴール前に浮き球のクロス。MF高木和正と相手DFが競り合ったこぼれ球を拾ったのは「この角度で競り合ったらこぼれてくるのは解っていた」FW木島徹也。今季5点目となる右足シュートが決まると、スタジアムには歓喜の声がこだました。

しかし、前半45分に仲間が「乱暴な行為」により退場処分となると、形勢は一気にツエーゲン金沢に傾く。カマタマーレ讃岐は後半3分、はゴール前での軽率なタックルから献上した直接FKこぼれ球をつめられて同点とされると、以後も防戦一方。GK清水健太を中心に瀬戸際で守り続けて、なんとか勝ち越しは防いだものの、カウンターをゴールにつなげるまでのパワーは出し切れなかった。

とはいえ、「タフなゲームの中。よく頑張って選手たちが最低限の仕事をしてくれた」(北野監督)ことは非常に大きい。こうして7勝10分14敗・32得点44失点で勝ち点31。19位はそのままながらツエーゲン金沢との勝ち点差「5」をキープし、21位・ギラヴァンツ北九州との勝ち点差を「4」に広げたカマタマーレ讃岐の次節は9月18日(日)。東京都北区の味の素フィールド西が丘で16位・東京ヴェルディとのアウェイゲームを戦う。

そしてPikaraスタジアムでの次のホームゲームは9月25日(日)13時から横浜FCと対戦。失点を極力防ぎつつ、まずは着実に勝ち点1。機を見てのカウンターで勝ち点3をつかみ取って、来季J2参戦への約束手形を手にしたい。

(記事:寺下 友徳)

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