【プレビュー】7月10日 カマタマーレ讃岐 VS 愛媛FC ここに注目!(7月9日 カマタマーレ讃岐)
2016明治安田生命J2 LEAGUE 第22節
カマタマーレ讃岐 VS 愛媛FC
7月10日(日)18時キックオフ @Pikaraスタジアム

スコアレスドローに終わった先週のツエーゲン金沢戦で連敗を止めたところでカマタマーレ讃岐のJ2リーグ3年目は折り返し。
前半を振り返れば5勝7分9敗の15位勝点22は、6勝7分8敗の昨年と1勝少ないだけ。
連敗はしたが、良く持ちこたえた。
昨年と同様に勝点20の前後2点の中に7チーム(昨年は6チーム)と多くのチームがひしめき合っていて、その下=降格圏というのも一緒。
違うのは、讃岐がその混戦に巻き込まれてしまっていることだ。
昨年はここから勝点26を積んて16位であるから、讃岐は昨年のペースは上回りたいところだ。
今週対戦するのは勝点26で11位の愛媛FC。
愛媛は直近5戦で千葉、町田、山口と上位勢から勝点を挙げ、上位いじめに余念がない。
讃岐は愛媛に対して1分4敗と5試合で勝点1しか取れておらず相性が悪い。ホームで「北四国決戦」初勝利を狙いたい。
なお、累積警告で山本翔平は出場停止となっている。
〇カマタマーレ讃岐のここに注目!
先週は悪い衝撃と、いい衝撃、チームに二つの大きな波が起きた。
悪い衝撃は、岡山戦までチームのサイドを一手に任されていた西弘則の負傷、1.5~2か月の長期離脱だ。2ゴール1アシスト、数字に出ない好プレーも多く攻撃の核になっていたので、その痛みは非常に大きかったと言わざるを得なかった。
だが、その翌日にポジティブな衝撃が驚きを伴って伝えられた。
京都、大宮で主力級のポジションを獲得していたサイドアタッカーの渡邉 大剛(わたなべ だいごう)が完全移籍で加入したのだ!
昨年の大宮J1昇格のコアメンバーの一人でありながら、オフに退団し、韓国へプレーの場を求めていた渡邉だったが、急転、カマタマーレ讃岐でプレーすることになった。
幸いにも西の不在を埋めて余りある戦力強化が成った。韓国でのプレーぶりは不明であるが、出場すればその得点力とドリブル突破力はチームを大きく変える可能性すらある。
コンディションが良ければ、この愛媛戦から出場可能。
難敵愛媛打倒へのファイナルピースになれる可能性は十分だ。
〇愛媛FCはこんなチーム
4月23日の対戦時よりさらに鮮明になったのは得点は取れないが失点もしないというチームカラー。15得点18失点という数字は、昨年の讃岐同時期の14得点17失点とほぼ一緒。
だが、プレースタイルは決定的に異なる。データから見る限り、シュートを打たず(ワースト3)、打たせもしない(ベスト4)、反則も少ない(ベスト6)。
つまり、攻撃においても守備においても中盤を大事にし、守備ではギャンブルプレーを避けて相手に時間を消費させ、攻撃では安全にパスをつないでシュートで終わることにこだわらない姿勢が見て取れる。
キーマンはディフェンダーの林堂眞。
3バックの一角として堅い守備を見せながら、パス交換に参加し、中盤やペナルティエリア付近にも顔を出す。作戦のキモ、ボール保持戦術の中心人物がディフェンダーというところもこのチームの面白いところだ。
愛媛にはいわゆる強引なアタッカーは見当たらず、エース格の瀬沼ですらマーカーを背負った状態ではシュートを選択しない傾向にある。
アタッカーの個人技がオフェンスのスイッチとなっている讃岐とはチームの考え方が異なるため、攻守の応酬が噛み合った試合にはならないだろう。
守備の人数をしっかり準備し、それぞれの機動力も高い愛媛。点を奪うには前線に多くの人数を投入して攻め、ディフェンスのマッチアップとヘルプが遅れる状況をいかに作り出すかがカギになる。
愛媛はペナルティエリア周辺での反則をしないことへのこだわりがとても強い。FKの失点が少ないのは危険なポジションからのFK自体が少ないからに他ならない。
愛媛DF陣をマークが崩れ、反則せざるを得ない状況に追い込むことができれば、試合を讃岐ペースに持ち込めるだろう。
