【ゲームレポート】2016明治安田生命J2リーグ第17節「カマタマーレ讃岐vs京都サンガF.C.」マッチレビュー(6月8日 カマタマーレ讃岐)

2016年6月8日(水)2016明治安田生命J2リーグ第17節
カマタマーレ讃岐1-3(前半0-0)京都サンガF.C.
得点:後半36分・仲間 隼斗
Pikaraスタジアム 19:03K.O
天候:曇、無風、気温25.4℃、湿度68% ピッチ:全面良芝、乾燥
試合時間:90分
主審:吉田 寿光 観衆:2,153人

カマタマーレ讃岐仲間 隼斗を中心に気合を入れる

前節はセレッソ大阪をタイムアップ間際にDF西 弘則の見事な決勝ゴールで破り、明治安田生命J2リーグ100試合目のメモリアルを9試合ぶり勝利で飾ったカマタマーレ讃岐。5勝6分5敗・勝ち点21の暫定10位で迎えた6月8日(水)の第18節では、過去の対戦成績3分1敗。そのすべてでゴールを許しているFW大黒将志がモンテディオ山形に移籍し、愛媛FCに所属経験のあるMF堀米勇輝など、新戦力が多数加わった京都サンガF.C.をホーム・Pikaraスタジアムに迎えた。

7試合ぶり先発のFWミゲルを前線におき、サイドからの攻撃を主体としたカマタマーレ讃岐は、前半44分にMF馬場賢治からの右クロスをミゲルがジャストミート。これは惜しくも左ポストを叩いたものの、後半に期待を持たせる内容で前半を折り返す。

後半27分には相手に一瞬のスキを突かれ先制点を許したものの、それでも彼らの闘志はいささかも衰えず迎えた後半36分。DF砂森和也が左サイドからクロスを上げるとゴール中央で待っていたのはFW仲間隼斗。ドンピシャのヘディングシュートは相手GKのスーパーセーブに阻まれたが、そのこぼれ球を執念の同点ゴール。第8節・清水エスパルス以来となる仲間の今季5点目に、Pikaraスタジアムでは多くの観客が腕を突き上げた。

さらに後半40分には相手のシュートがクロスバーを叩いたこぼれ球を素早くカウンターとしたカマタマーレ讃岐。「相手が右によっていたので中央をうまくドリブル突破できた」仲間がペナルティーエリア内で相手GKと1対1となった瞬間は、誰もが前節の再現を確信したが……。「シュートする時のボールを前に置きすぎて、いっぱいいっぱいの状態でシュートしてしまった」彼のシュートはGKのファインセーブにあい、詰めた途中出場のMF大沢朋也のシュートもゴール上へ。その後、2点を失ったカマタマーレ讃岐は、寸前のところで勝ち点3を取り逃がした。

試合終了のホイッスル後もしばらく止まなかった「闘え 男たち 俺らが ついている」カマタマーレ讃岐サポーターチャント。明治安田生命J2リーグ1年目から課題として残る中3日での3連戦2戦目の戦い方は、「反応がよくなかった」(北野誠監督)原因の他に何が必要かを改めて考えるよき機会となったと思いたい。

こうして5勝6分6敗・20得点22失点で勝ち点を21のままながら暫定10位をキープしたカマタマーレ讃岐の次節は、6月12日(日)14時から山形県天童市のNDソフトスタジアム山形でFW大黒将志がいるモンテディオ山形と対戦。また、次回ホームゲームは6月26日(日)19時からPikaraスタジアムでファジアーノ岡山と対戦。過去の対戦成績は2勝1分1敗。否が応でも盛り上がる「瀬戸大橋ダービー」で、2か月半ぶりホームでの「金毘羅船々」を踊りたい。

(記事:寺下 友徳)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です