【ゲームレポート】2106明治安田生命J2リーグ第10節「カマタマーレ讃岐vsギラヴァンツ北九州」マッチレビュー(4月29日 カマタマーレ讃岐)

2016429日(金・祝) 2016明治安田生命J2リーグ第10
カマタマーレ讃岐
11(前半01)ギラヴァンツ北九州
得点:後半11分・エブソン
Pikaraスタジアム 1305K.O
天候:晴れ、弱風、気温20.9、湿度38% ピッチ:全面良芝、乾燥
試合時間:90
主審:小屋 幸栄 観衆:3,365

PikaraスタジアムB席を埋め尽くしたカマタマーレ讃岐サポーター_R

016明治安田生命J2リーグ10試合を終え、ここまで4勝2分3敗・勝ち点14で9位につけているカマタマーレ讃岐は4月29日(金・祝)の第10節、昨年の対戦成績は1勝1敗。前回対戦の7月26日(日)の第26節ではJ2対戦4試合目にして1対0で初勝利をあげたギラヴァンツ北九州との一戦をホーム・Pikaraスタジアムで戦った。

 

0対1で敗れた前節の「北四国決戦」愛媛FCとのアウェイ戦を受け、FWミゲルが4試合ぶり先発。けがから復帰した左SB砂森和也も開幕戦以来の先発。さらにMF山本翔平も今季初先発を果たすなどフレッシュなメンバーを選択したカマタマーレ讃岐。しかし、その出鼻をギラヴァンツ北九州にくじかれてしまう。前半2分、パスミスから左サイドを簡単に破られ、クロスをあげられると相手FWにフリーでヘディングシュートされて先制点を許すことに。その後は西弘則・砂森の両サイドを起点にボールを動かしながら同点ゴールを狙うカマタマーレ讃岐であったが、前半はビハインドを許したまま折り返す。

後半に入り、さらに相手への圧力を強めるカマタマーレ讃岐は、11分に右サイドの突破からCKを獲得。MF高木和正が蹴ったボールにDFエブソンが相手DFと競り合いながらコントロールよくゴール左サイドを狙ったヘディングシュートが決まり同点に追いついた。

この日はバックスタンドB席をいっぱいに埋めたサポーター。その大声援に応えるべくカマタマーレ讃岐ベンチは、後半23分には砂森同様にけがが癒えたFW我那覇和樹を途中投入。ベテランならではの安定したポストプレーと的確なパス出しにより逆転への機運は一気に高まったが、惜しくも2点目のゴールは揺れず。結局試合は1対1のドロー。

4勝3分3敗で勝ち点を15に積み上げたカマタマーレ讃岐は、昨年10節時点の2勝3分5敗・勝ち点11を遥かに上回るペースでゴールデンウィークの連戦へ突入していくことになった。

試合後の記者会見で北野誠監督は「砂森・ミゲル・西・馬場賢治といった新戦力がフィットしてきていることでお客さんにも期待感を持たせられることができている。次につながる試合だと思う」と10試合を含めてのチーム状況を総括。また、DFエブソンも「同点ゴールは狙い通り。高木のCKにうまく合わせられた」と昨年以上の精度を誇るセットプレーで奪った同点ゴールを振り返っている。

カマタマーレ讃岐の次節は5月3日(火・祝)16時からジェフユナイテッド市原・千葉と千葉県千葉市のフクダ電子アリーナで対戦。前回対戦で2対0と快勝を収めたイメージを結果につなげ、次回ホームゲームの5月7日(土)13時からPikaraスタジアムで行われるJ2復帰後好調を維持するFC町田ゼルビアとの対戦に臨みたいところ。

3勝1分け1敗の3月から、1勝2分2敗とやや停滞感が漂った4月をいい勉強の月とするためにも、カマタマーレ讃岐「5月の反転攻勢」を大いに期待したい。

(記事:寺下 友徳)

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