【プレビュー】4月29日 カマタマーレ讃岐VSギラヴァンツ北九州、ここに注目!(4月28日 カマタマーレ讃岐)

2016明治安田生命J2 LEAGUE 第10節
カマタマーレ讃岐 VS ギラヴァンツ北九州
4月29日(金・祝)13時キックオフ @Pikaraスタジアム
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先週のアウェー愛媛戦は後半に失点して0-1で負け。勝点は9のままで、順位は9位へランクダウンした。
これからゴールデンウィークに突入。来週火曜日にも試合がある、選手にとっては体力的にキツイ連戦となる。
今週は21位のギラヴァンツ北九州と対戦。開幕戦以来勝利がない北九州。叩いて勝ち点を積み上げたい。

〇カマタマーレ讃岐のここに注目!
北九州が開幕以来勝てていないなら、讃岐は開幕以来失点0がない。
被シュート本数111本、平均12.3本はリーグ最多。だが、昨年度が10.8本であったことから見ると悪化はしているが、これほどの失点増につながるほどでない。
今年は流れの中からの失点が多く、その原因は中盤を攻略されていることにあるとみる。
高い攻撃力を発揮している永田、高木、岡村のセンターハーフ勢だが、一度落ち着かるためにも違うオプションをそろそろ試すべきだろう。
そこで注目したいのが、清水戦、愛媛戦とパワープレー時の守備要員として起用された山本翔平、5節以外のすべての試合にベンチ入りしているベテラン綱田大志の二人だ。
共にエリアカバー力が広くて危機察知力が高く、オールアウトするまで走ることをやめない北野監督の守備戦術を体現する”軍馬”。機会に飢えているはずで、出れば120%の力を見せてくれるだろう。
彼らの機動守備で0失点ゲームのリズムを取り戻しかつ、高い攻撃力をそのまま維持する。
これができれば、プレーオフ圏を目指す上位争いへの参加が現実味を帯びてくる。

〇ギラヴァンツ北九州はこんなチーム
もともと得点も失点も多い作戦でチームを率い、いかにもFW出身の監督らしい柱谷幸一監督。
今季はそのオフェンス重視の編成にさらに元鹿島で日本代表経験もある本山雅志を加えた。
だが、ここまで9試合で複数得点なしの5得点と現時点で不発。
守備も讃岐と並び8試合連続失点中。セレッソ大阪、清水エスパルスといった上位勢と接戦はしているが両試合とも押しまくられて何とかしのいだという内容で、北九州のペースで試合はできていない。
FWの原一樹は8節に今季初出場するといきなり2試合連続得点。昨年も13得点をたたき出した強力なストライカー。要注意だ。

 

現時点では北九州は組みし易い相手といえそうだ。北九州本来のパスサッカーが中盤の混乱を原因としてうまく機能していないからだ。
今季も10試合目。こういう調子を崩しているチームの対戦でこそ守備の整備に取り組んで、昨年の理想形”ウーノ・ア・ゼーロ”(1-0)を達成していいはずだ。逆にこの状態の北九州相手に崩されての複数失点をするようだと、抜本的な改善が必要になってくる。

(記事:上溝 真司)

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