【ニュース】香川アイスフェローズ、神奈川県選抜に逆転負け。J-アイス・プレーオフ決勝進出ならず。(3月20日 香川アイスフェローズ)
第4回Jアイス・プレーオフ 準決勝
香川アイスフェローズ 3-5 神奈川県選抜
@広島ビッグウェーブ 3月20日(日)
3月20日、広島市にある広島ビッグウェーブにて行われたJアイス・プレーオフ準決勝で、香川アイスフェローズは神奈川県選抜と対戦。3-5のスコアで敗れ、悲願である優勝への途は閉ざされた。
立ち上がりこそ旺盛な攻撃精神で前へ前へと攻め込み、畑中の先制ゴールを呼び込んだが、徐々にディフェンスがギャップコントロールに失敗してリスクの高いフォアチェックに頼りだす。
それは自陣でのプレー時間が長くなることに繋がり、混戦から押し込まれて2失点、逆転を許してしまう。だが、まだ元気なFWはうまく逆襲をくりだし、人里がミドルシュートをネットに突き刺して2-2の同点に追いついたところで第1ピリオド終了。
第2ピリオド0-0ではあったが、ここで香川はさらに追い込まれてしまう。北川監督は「第2ピリオドに反則が続いてしまったことがすべて。ここで体力を使ってしまった。」と悔やんだが、足が止まり始めていたDFは第2P6分過ぎに石井が、10分過ぎには宇正が、12分には虎が、14分には宇正がこのピリオド2回目の反則を犯してキルプレーが続き防戦一方。GK金丸のグッドセーブがなければ0点で切り抜けることはできなかっただろう。
第3ピリオド、1分20秒過ぎ、黒岩が縦パスに反応してGKと1対1の状況を作ると神奈川GKの横を抜いてネットを揺らした。だがそのロングパスのところで石井が痛恨の反則。ゴールは認められずに再リードとはならなかった。
それでも、7分に差し掛かろうかというところで前田がサイドを突破してシュートを打つと、そのこぼれ球に畑中が反応しゴール裏から回り込んで押し込みリード。しかし神奈川もすぐに得点を挙げ、振り切ることができない。
13分19秒にリバウンドを決められて逆転、これが決勝点となった。
「黒岩の(得点機)時のペナルティが痛かった。他に4本くらいスコアリングチャンスはあった。でも決められなかった。自分たちが決めるべき時に決めないと勝てない。」
終盤は神奈川のディフェンスも疲れが見え始めて大日向や大高がノーマークのチャンスをつかんだが決められず。
最後はスケーター6人攻撃を仕掛けたがら空きのゴールへ5点目を叩き込まれて勝負は決まった。
この日2得点でベストプレイヤーとなった畑中は「みんな頑張っていたんですけれど・・・、勝ちたかった。キルプレーが多くてつらい試合になってしまった。
正直、(3週連続の)連戦で疲れがないと言えばウソになる。でも、神奈川は今日広島入りしているし、トヨタも同じようなスケジュール、うちだけが大変なわけじゃない。明日勝って終わりたい。」と振り返った。
香川アイスフェローズは明日10時から行われるの3位決定戦へと進み、同じく準決勝で敗れたJアイス・セントラル代表の長野県選抜と対戦することが決まった。
長野との対戦は2年連続。昨年香川は3-4のスコアで長野を降して3位を勝ち取っている。
P 香川 - 神奈川
1P 2 - 2
2P 0 - 0
3P 1 - 3
合計 3 - 5
(畑中 2得点、人里 1得点)
(記事:上溝 真司)