【インタビュー】庄司和広新アシスタントコーチ就任インタビュー(1月29日 高松ファイブアローズ)

2015-16シーズン、前半戦を終えて8勝18敗と低空飛行の高松ファイブアローズ。
指導スタッフテコ入れへと舵を切った。
今週からチームに加わったのは、庄司和広。チーム解散危機という高松ファイブアローズがもっとも苦しい時期を選手として支えた一人だ。
北陸高校の卒業生で津田HCの門下生にして、拓殖大学時代は伊藤ACの後輩にあたるなど、異質な補強ではなく、現首脳との親和性は高い。また、bjプレイヤー経験のみならず日本代表経験をもち、bj新潟でアシスタントコーチ経験もある。選手への言葉は説得力に富む。
現状を打開する切り札となるか?庄司新アシスタントコーチに話を聞いた。

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(高松ファイブアローズへ来ることになったきっかけは?)
東京で働いてはいたんですが、津田先生からお話を頂いて。伊藤コーチも大学の先輩でもありますし。

(新潟をでた後、なぜバスケットを離れたんですか?)
他に(バスケットの)話は頂いていたんですが、一度バスケ以外の仕事をしておきたいと思っていた時にある方から一緒にやらないかと話を貰いました。人材マネジメントの会社でした。
バスケット界にいつかは戻りたいとは思っていたんですが、お話を頂いたのでチャレンジしてみようかと。

(選手時代に高松でプレーされています。高松の印象は?)
高松は住みいい街ですし、うどんもおいしいし(笑)、食べ物にも困らないし。
バスケット面では、閉鎖的かな、情報が少ないかなと僕がいたときは思っていました。
もっとほかのチームや選手のいいところを取り入れたりできるなと。合流して3日なので、今のチームについてはまだまだこれからです。

(現役の時に高田選手と一緒にプレーしていますね。高松の選手の印象は?)
あまり高松の選手と接点はなかったです。菊池、鈴木、米澤あたりはあったら話はするレベルではありましたけれど、深い話をするような仲ではなかったです。
外国人選手はニノもジャーヴィスもケントもちゃんと役割を果たせる選手ですね。

(プレーについては?)
リバウンドは取れているんですけれどアシストが少ない、ターンオーバーが多い。ボールを持っているときにどうするか?(が課題)
フリースローでの得点も少なくて、得点が安定しないのはそこにも原因があると思っています。外だけでなく中も攻めるというか。
ゴール近くのプレーはもっと攻めていい。中と外のバランスはもっと取れると思います。端的に一つ例をあげますと勝っている試合はニノが得点を獲れているし、リバウンドも6本くらい多い。
そのデータは選手に見せましたし、練習にもさっそく取り入れています。
あとシュートがもうちょっと入らないと。練習で入るのは当たり前。試合を想定してどれだけ練習できるかです。今(全体練習終了後取材中)も時間いっぱいまで全員にシューティングをしてもらっています。

(新潟でのアシスタントコーチとしての2年間、どのような役割だったのでしょう?)
平岡(富士貴、前新潟アルビレックスBBHC)とは同い年だったんですけれど、平岡がメインで、私は選手サイドへのアプローチを。戦術、戦略の基本は平岡がやり、それに付け加えていく。
選手のスキル、プレイヤー目線のアドバイスなどを注意してやっていました。

(選手にもとめるものは?)
bjのおかげで選手がプレーできる場は劇的に広がりました。NBLは大学のトップ中のトップしか入れない狭き門。
bjのおかげでプロ選手が増えた。けれども、プロと言ってもマイナープロ。野球やサッカーとは違う。同じように考えていてはだめで、ファンあって、というところを意識しないと。
例えばベンチでの態度や練習に取り組む姿勢とか、意識づけをすればもっと気持ちよく試合を楽しんでもらえるように変われる。それを続けていくことは大変だけれども、粘り強く伝えていけたらいい。

(これからチームで取り組むことですね。ほかには?)
勝つこと、選手が同じ勝つという目標に向かって集中することが必要。のこり3か月という短い期間、どこまでできるかわかりませんが、選手とも話す時間をとってチームとして戦っていけるよう。
役割分担についてもまだこれから、津田先生や伊藤コーチとも話していきます。後半は全部勝つくらいのつもりでやっていきたいですね。
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(記事:上溝 真司)

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