【ゲームレポート】7シーズンぶりのホーム開幕戦2連勝。魅せた鈴木の高速ドライブ!!(10月12日 高松ファイブアローズ)

ターキッシュエアラインズbjリーグ2015-2016 Regular season 第2節第2試合
高松ファイブアローズ91-86大分・愛媛ヒートデビルズ
@高松市総合体育館 10月11日(日)

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この日、高松ファイブアローズを勝利に導く選手はカツオこと、鈴木正晃だった。

1Q序盤から大分・愛媛ヒートデビルズに先行され、この日もなかなかシュートが決まらない重い立ち上がり。追いかける展開だったが、じわりじわりと追いかけ3Q終了間際、菊池とケントがヒートデビルズの原からボールを奪い鈴木へ。鈴木がスピードに乗ってボールを運びゴール前でファウルを誘う。このフリースローを2本を決め高松が67ー66と3Q終了時に逆転に成功。

4Qに入っても鈴木の高速ドリブルで相手をヒートデビルズのディフェンスを苦しめる。立ち上がり3Pを外から決めた後、自ら切れ込み高速ドライブからのレイアップで得点を上げていく。

最大の見せ場は試合終了迄、51.4秒。高松85ー83大分・愛媛の1ゴール差で勝負を分ける場面だった。

しばらく鈴木がドリブルをして時間を使った後、左から鋭いドリブルで切れ込んだ。踏み切って利き腕とは反対の左手に持ち替えて放ったシュートは、ディフェンスの手をかいくぐりゴールネットを揺らした。

これに動揺したのか、次のヒートデビルズの攻撃でニノ・ジョンソンのディフェンスでボールを弾く。ボールをキープした楯がファウルを得てフリースロー。試合終了まで時間は残り僅か。これを楯が冷静に決めて勝負を決した。

鈴木はこの日チームハイの21得点7リバウンド10アシストと大車輪の活躍。トリプルダブルまであと一歩というところで、この日のゲームMVPも獲得した。

高松ファイブアローズがホーム開幕節を7シーズン振りに見事2連勝で飾った。

7シーズン前と言えば、2008年。
10月、滋賀レイクスターズとのホーム開幕ゲーム。場所は今年と同じ髙松市総合体育館だった。
当時の高松ファイブアローズにはエースプレーヤーのラシード・スパークスほか、ゴードン・ジェームスやマット・ギャリソン、ジョージ・リーチといったbjリーグを代表するスタープレイヤーがいた。
そして、そこには新人としてプレーした高田秀一や菊池宏之がいた。
当時のホーム開幕節の試合でも、ゴードン・ジェームス、ラシード・スパークスの活躍で勝利。かつて高松ファイブアローズで勝利に導くインパクトを残し続けたのは、外国籍のスター選手達だった。
その後も直近でいえば2012-2013シーズンから2014-2015シーズンの間は、勝負所ではデクスター・ライオンズ頼みだった。
昨年までのオンザコート3(外国籍選手が3名出場できる)下では、日本人選手の役割はサポート役と言っても差し支えなかった。

今年は、違う。

今の高松ファイブアローズには、スター選手とも言えるような、絶対的エースはいない。
それでも昨日、山下和樹が22得点をあげ、今日は鈴木正晃が21得点。決定機となる場面、勝利に繋がるプレーをした日本人選手がゲームMVPを獲得した。
過去、サポート役にすぎなかった日本人選手達の意識は確実に、そして目に見える勢いで変わりつつある。

勿論、ニノ・ジョンソンという若きインサイドのファイター。老獪な縁の下の力持ちといったアンソニー・ケントのハードワークに支えられている部分はある。

レギュレーション(規則)がスター選手を作るのではないだろう。日本のバスケットボール界の変革のうねりの中での機運を活かし向上心を持ち、切磋琢磨できなければ、ただその枠の内側に留まっているにすぎない。
新体制の下、ルール改正とリーグ変革とそのうねりの中で、萌芽する選手達に期待したい。

来週はアウェー広島で、今季参戦の広島ライトニングと対戦する。
琉球、福岡と実力派のチームの対戦が続いたとはいえ4連敗中のチーム、必勝を期したい。
田村や堤といった、過去高松に所属した選手が元気に活躍しているところにも注目してほしい。

○伊藤コーチ:
浜松戦の1戦目と同じようにカツオが活躍してくれました。
終盤、楯とカツオには、ケントとニノがいて、狭くてもいいからドライブを仕掛けろとは話をしました。今日も日替わりのヒーローがいるのはウチの強みになってきているのかなとも思いますね。
終盤の得点を一旦引き離して、追いつかれた場面は課題です。ボールを持った後にあと、ボールを受けにいく二人のバランスが悪くて、狙われてしまいました。練習でしっかり修正したいと思いますね。
終始リードはされていましたが、タイムアウトを取る中で選手達がココはこうだな、ああだなとコミュニケーションをとれるようになってきていた。それを見たときに、最後終盤に逆転できるという予感はありましたね。慌ててしまうだとか、そういう気持ちは一切無かったです。

○鈴木正晃選手:
相手のビッグマンがファウルがかさむ中で、インサイドをついてドライブするのが狙いとしてありましたね。
インサイドに寄ったところを使って、昌宗のアウトサイドで決めていく部分でやれたかなと思います。
今シーズンは監督、コーチから今までよりも、イケイケ、どんどん攻めろとも言われている。それでも、パスをさばくところはさばく。周りを活かすところは活かそうという気持ちは変わらないです。個人でやっていくスポーツではないので。チームでやっていかないといけないですね。
楯選手もすごくシュートが上手い選手で、良いところにいてくれてパスも出しやすい。練習ではあまり同じチームになっていないところもあるんですが、徐々にアジャストしてやっていきたいと思いますね。

○アンソニー・ケント選手:
(スタッツが少し良くなかったという問に対し)得点であったり、個人のスタッツを気にすることはありません。僕自身はどんな結果であろうとも、求めているのは、”win”ということだけ。しっかりとこの2試合を振り返って、また来週の試合に臨みたいと思います。

○楯昌宗選手:
ゲーム全体の感想としてもまだまだ。ピックアンドロールがbjリーグは多くて、そのディフェンスの面でやられてしまう部分が多くて。シーズン始まって間もないですが、どう修正していけるか。コーチの求める臨機応変にやるという部分で、もっとスマートに賢くやっていところが出てくれば。ミスも多かったですし。
そういう部分をもっとやっていかないといけないですね。オフェンスでもディフェンスでもですね。今日はホームゲームということで、「がんばれー」という声も聞こえてきて、アットホームな感じで。声援が聞こえてきてすごくやりやすかったです。
今シーズンはプレイヤーとして進化したいという気持ちをもってやっていきたいと思っています。持ち味はスピードを活かしたドライブ、ディフェンス。3ポイントシュートとパス。また、気持ちでプレーしていますので、そういう部分を見て頂けると嬉しいです。

高松 TEAM 大分・愛媛
18 1Q 25
25 2Q 24
24 3Q 17
24 4Q 20
91 合計 86

(高松: 鈴木 21得点 7リバウンド 10アシスト 、 ケント 14得点 10リバウンド 、ジョンソン 13得点 18リバウンド 、 楯 19得点 、菊池選手 13得点   )

(大分・愛媛: タプスコット26得点11リバウンド 、 サイモン 18得点 12リバウンド 、 岡本 12得点 )

(写真:上溝真司 記事:大津将平 )

【ゲームレポート】7シーズンぶりのホーム開幕戦2連勝。魅せた鈴木の高速ドライブ!!(10月12日 高松ファイブアローズ)」への2件のフィードバック

  • 2015年10月12日 @ 8:34 AM
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    広島ライトニングは来季B2には入っていませんよ。

    返信
    • 2015年10月12日 @ 8:54 AM
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      ご指摘ありがとうございました。こんなに早くチェックして頂いていて身が引き締まる思いです。今後ともよりよい記事を作って行きたいと思いますので、よろしくお願い致します。

      返信

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