【インタビュー】津田洋道監督・伊藤伸由コーチ③ 〜走るバスケットボールで2勝50敗の足枷を壊す〜(10月1日 高松ファイブアローズ)

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チームに遺る2勝50敗の足枷を外す。チームの可能性を最大限引き出す走るバスケットボールを目指す。

── チームづくりでは走るバスケット、ラン・アンド・ガンのスタイルのバスケットをやるんだということを表明されていますね。

津田 バスケットというのは、走るということが原点といいますか、基本ですから。走らないバスケットは面白うないですよ。まったくつまらん。

伊藤 そういった点では、監督のこの意見がですね、いろいろな全日本選手を育てた、特にガードが多いという。日本のバスケットの中でもガードを育てたのが大きいのかなと思いますね。こう話を聞いたりするとですね。

── この間の練習試合でも走るシチュエーション多かったですよね。昨シーズンよりも走っていると思いました。

津田 それは嬉しいなぁ。

伊藤 やっぱり前ヘッドコーチのバスケットというのは結構フォーメーションが多い。それはそれで、素晴らしいバスケットをしていたと思うのですが。私はそれをガラッと変えてアップテンポにパッシングゲームをしてというところにもっていきたいのです。そして、選手達はゲーム40分の中でも今、20分くらいしか走れないです。選手達は戸惑っていますけれどね。

去年ですとフォーメーションでこう動くって決められていたので、その動きしかできない。
フォーメーションですと省エネ的には出来ますよね。でもこう連動して動けって話をしているので、選手達は相当苦しい思いをしていますよ。
今、走れるのはは20分くらいですよね。それが、25分、30分と保っていけばオモシロイのかなと思います。

── 皆高校とか大学までは結構走ってたりとは思うんですけどね。

津田 そうなんですよ。選手はそういう経験をしている訳ですから。それはそれを蘇らせてもらわないといけません。

伊藤 目覚めさせないといけないんですけど。4年も5年もやってないとなると。

津田 そりゃ時間がかかるよ。

伊藤 苦しいんだとは思います。それは練習の内容もこれまでの、去年のやり方を聞いたりすると、走ることしていなかったというのが大きくでているので。フォーメーションを憶える事を沢山去年はしていたので。今年は走ることが多いとなると。選手達は身体が悲鳴をあげていて。
その中でも菊池とかは走ろうとする。走ることをするとこんなに点を取れるんだというので今、菊池は表だってはしていないですけど、走る練習はしていますよね。

津田 彼は一生懸命やなぁ。

伊藤 はい。

伊藤 これまでは、チームはフォーメーションのチームだったので途中から足が止まってしまうんですよね。そこの課題がクリア出来ればちょっとおもしろいと思います。2勝50敗のシーズンのメンバーが菊池、鈴木、高田。敏感になっているというかトラウマのような感じになってしまっている。ヤバイあの時の様になる、と。
少し劣勢になると過剰に反応してしまうところがあるんですよね。少し劣勢になってしまうと顔が真っ青になるというか、雰囲気に出てしまうところがあり、そこを変えられればと。走るバスケットを展開して変わっていける自信がつくようにと思っています。

── ポイントガードのポジションについて、新加入の楯昌宗選手(はどうでしょうか。

伊藤 ポイントガードのポジションでは、カツオ(鈴木正晃のあだ名。高松ファイブアローズ#22)がスラッシャー系のガードで、どんどん切れ込んで行くタイプ。
その連動であったりとか、応用と言った部分でガードとしてカツオが成長していってほしいですけれど、今の現時点ですとまだ時間がかかります。カツオに関しては普段のままのスタイルで。カツオは自分から崩せるようなタイプでやっていかせます。

そうすると、同じポジションの楯昌宗はコントロール出来るタイプのガードをしてもらう。1の力を5に、10に出来るような。
他の選手を使いながら、ゲームをコントロール出来るようなプレイヤー。そういうガードに育てたいと思っています。楯のバスケットボールの幅を出してあげたいなぁ、と。
そういう部分でしつこく話をしていますね。

── 楯選手もクイックネスがすごくあって、カツオ選手と一見同じようなタイプに見えるんですが、少し違うんでしょうか。

津田 うん。一見同じタイプには見えるけどね。

伊藤 二人同じタイプのPGになってしまうと、チームが崩壊してしまうので。
それなので、一人は自由とまではいかないですけれど、切り崩していくタイプ。もう一人はちゃんとコントロールするポイントガード。楯のこれからのバスケットボール人生で、技術も知識も絶対プラスになってくると思う。
そういう中でチームでも二つの戦い方のパターンを持たせる。又は、二人が同時に出して、スラッシャー系とゲームコントロール系と、混ざり合って出来ていけば。ちょっとオモシロイチームになるんじゃないのかなと思う。

── 相手も守りにくくなったりもしますね。鈴木選手、楯選手二人とも速いですからね。二人いたときのスピードも魅力もありますね。

伊藤 そうですね。ただ、二人がボコボコゴールに向かって行ってしまったら。チームが。(苦笑)
点数と時間を考えてゴールを狙っていけばいいんですけど、それでもただ、ガンガンゴールにアタックするのは違います。
昌宗はちょっと引いて周りを活かして欲しいですね。今、手綱を引いて、待て待てという風な状態ですね。フラストレーションを溜めていますよ、カツオに対してライバル心もありますしね。
カツオがドライブで切り崩すと自分も負けずにやりたくなる。カツオも行ってるし、自分も行きたい、とね。
でも、カツオとお前は違うんだよと。酷なところもあるんですけど、昌宗には単に得点を求めてはいない。
はっきりそう言うと本人は怒っていますよ。フラストレーション溜まっているとは思います。
しかし、昌宗がうまく周りを活かせるようなプレーが出来だしたらすごいですよ。アイツは元々ガンガン行きたいタイプだから、ぱっと手綱を離した時に、コントロールも出来る、そして行けるとなったとき、素晴らしい選手になっている。昌宗はもっと幅の広いガードになれると思いますね。

── ファンの目線で見ると、カツオ選手と昌宗選手のライバル心であるとか、お互いの活かし方、成長の仕方など、比較して見たりすると今シーズン、楽しいのかもしれませんね。

(記事:大津 将平)

2 thoughts on “【インタビュー】津田洋道監督・伊藤伸由コーチ③ 〜走るバスケットボールで2勝50敗の足枷を壊す〜(10月1日 高松ファイブアローズ)

  • 2018年11月19日 at 10:28 PM
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    しばらくです。田舎の後輩に聞き誇らしく思います。私も津田さんと、同じあごひげを五六年前からはやしてます。手入れ意外と大変ですね。津田さんの人生を生きた、バスケット成就させてください。横浜でも試合があれば、お会いしたり、オオエンにいきたいと、思ってます。明治

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  • 2018年11月19日 at 10:57 PM
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    お元気そうですね。田舎で後輩から就任の新聞を頂き、津田さんの生涯を懸けた、バスケットで、夢の時間を送れる、幸せですね。私も五六年前から髭をたくあえはじめましたが、手入れ意外と大変ですね。横浜での試合があれば拝見とおおえんできたらいいなと、思ってます。明治
    090-4433-3454

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