【ゲームレポート】大木、42盗塁でチーム記録を更新。静かなチャンピオンシップ前哨戦は愛媛が勝利。(9月14日 香川オリーブガイナーズ)

四国アイランドリーグplus 2015 香川オリーブガイナーズ後期第33戦
9月14日 11時試合開始 @四国Cスタ丸亀
香川オリーブガイナーズ2-3愛媛マンダリンパイレーツ

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2015年最後のホームゲームは、ある種異様な静けさをもって行われた。
愛媛はコルビー、高田、四ツ谷、櫟浦、宏誓、ポロらをスタメンから外し、捕手にヘイドーンを起用して消化試合モード。
対する香川は通常通りのスタメンで「いつもどおり」の野球。
ただ、「いつも通り」にはルーティンのにおいが漂い、何か練習の延長線上に試合をしている雰囲気。各々がチャンピオンシップを意識して調整をしている、とでもいえばよいだろうか?個々の高い集中力は感じられるがチームとして試合をしていないかのような奇妙な感覚。
平日の午前という開催時間で来場者が少ないのも相まって、その静けさは球場を支配した。

この試合の唯一の見どころは3回に訪れた。
四球のランナーを送って1死二塁で1番大木選手へ。
2球目を叩いて、センター前ヒット。1死一、三塁、盗塁OKのシチュエーションだ。2球目にスタートを切ると捕手ヘイドーンの外れた送球を見るまでもなくに楽々二塁を陥れ、球団新記録の42盗塁は達成された。(2009年 笠井が達成した年間41盗塁が過去最多)
過去達成された記録が年間80試合開催であり、13試合(リーグ終了時点で12試合)も多い時ものであることを考えれば、いかに素晴らしい記録かわかるだろう。
ちなみに現在首位打者でもある大木選手、このまま打率と盗塁で1位を守ったとき、首位打者と盗塁王での2冠というのはリーグ史上初となる。

その後、伊東選手がタイムリーエラーを誘い、2人を迎え入れて2点。そして5回表にここまでヒット1本に抑えていた竹田投手が愛媛打線に捕まり、連打で3点を失って逆転されると、その後はともにスコアボードに0を並べて試合終了となった。
竹田

共にチャンピオンシップありき、という試合でホーム公式戦最終試合の味わいはまるでなかったが、徐々に高まりつつある緊張は伝わってくる。
3年ぶりの年間優勝を目指し、香川の準備は進む。

香川オリーブガイナーズは17日にビジターで高知ファイティングドッグスとシーズン最終戦を行い、次のホームゲームは20日にレクザムスタジアムで開幕するチャンピオンシップとなる。

大木選手:
新記録は40盗塁になるくらいまでしらなかったんですけれど、意識しだしてからはしっかり目標になりました。名前が残るのはうれしいし、来年は岡村あたりにそれを抜けるようになってもらいたいとも思う。
足は僕の武器で、塁に出たらみんな走れ走れとスタンドから聞こえてくるので励みになる。応援に応えて記録を達成できてよかったです。
PHアップ用


〇2015四国アイランドリーグplusチャンピオンンシップ試合日程

(香川開催)
第1戦 9月20日(日) 香川-愛媛 18:00試合開始 @レクザムスタジアム

第2戦 9月21日(月祝) 香川-愛媛 18:00試合開始 @四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀

(愛媛開催)
第3戦 9月25日(金) 愛媛-香川 18:00試合開始 @坊っちゃんスタジアム

第4戦 9月26日(土) 愛媛-香川 18:00試合開始 @坊っちゃんスタジアム

第5戦 9月27日(日) 愛媛-香川 18:00試合開始 @坊っちゃんスタジアム

入場券について
■大人:1500円小・中学生:600円未就学児童は入場無料
※前売り券に関しましては、各球団へお問い合わせください。
※四国アイランドリーグplus公式戦チケットや年間パスはご利用になれませんのでご注意ください。

リーグ順位:10勝17敗6分 3位(リーグ公式)

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
愛媛MP 0 0 0 0 3 0 0 0 0 3 8 1
香川OG 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 8 0

勝投手:ゲレロ(愛媛) 3勝2敗
セーブ:阿部(愛媛) 2敗10S(愛媛阿部は単独セーブ王獲得が決定)
負投手:竹田(香川) 6勝6敗

(記事:上溝 真司)

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