【ゲームレポート】ガイナーズ、9月苦しんで、苦しんで、苦しんで1勝。愛媛が後期優勝を決め、CSは香川VS愛媛に決定。(9月14日 香川オリーブガイナーズ)

四国アイランドリーグplus 2015 香川オリーブガイナーズ後期第31戦
9月12日 13時試合開始 @志度球場
香川オリーブガイナーズ7x-6徳島インディゴソックス

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9回表が終わり、スコアは5−6と1点を追いながら最終回の攻撃を迎えたガイナーズ。2番からの好打順、確実に打席が回ってくる4番の中川選手は3安打と当たっており、得点が期待出来る展開でした。

ここまでの試合展開を振り返ると、先発した山田投手が3回途中までで4失点、2番手の太田投手も4、5回に1点ずつ奪われて計6失点。対してガイナーズ打線も小刻みに得点を積み重ね、6回に1点差まで追い上げていました。
7、8回は両チームともに得点がなく、中盤までの慌ただしさから落ち着きかけていました。
9回の表は8回途中からマウンドに上がっていた竹田投手が無失点に抑え、いいテンポで攻撃に移っていました。 徳島の守護神、橋本投手が最終回のマウンドに上がります。先頭の甲斐選手に代わり、それまで出番に備えていた首浦選手が代打の打席に立ちました。フルカウントからの6球目を振り抜くと、打球はライナーで右中間を破る長打コース。 「ふたつ!ふたつ!(二塁に行け、の意)」ベンチから飛ぶ声に応え、首浦選手が二塁に到達。無死から得点圏に同点の走者を置いて、3番の原口選手が打席に向かいます。
ネクストバッターサークルでは中川選手が素振りを始め、松澤選手もバットを持ってベンチの前でストレッチを開始。大木選手が松澤選手の元に歩み寄り、肩を揉んでベンチに戻りました。

「(サヨナラが)あるで、あるでえ!」大きな声が上がっていました。 1ボールを挟んでの2球目を原口選手がライト前に運び、チャンスは一、三塁に広がりました。さらに中川選手の打席、2球目に原口選手が盗塁を決め、サヨナラの走者が得点圏に進みます。
1ボール2ストライクと追い込まれた中川選手でしたが、ライト前にこの日4本目のヒットを放ち、同点の走者を迎え入れました。二塁走者は三塁でストップ、松澤選手のバットにサヨナラ勝利を託します。ここで徳島は投手交代、左腕の宇田投手にスイッチして左vs左の勝負を挑んできました。 しかし、最後はあっけなく幕切れを迎えます。 宇田投手が松澤選手選手に投じた初球がワンバウンド。キャッチャーが後ろに逸らした間に原口選手が本塁を陥れ、ガイナーズがサヨナラ勝利を納めました。
長かった連敗を9で止め、ガイナーズは今月初勝利。そして高知で行われていた愛媛−高知戦の結果に先んじて、愛媛の後期優勝が決定しました。

4安打3打点と大暴れの中川選手:
「ようやく当たりが出だして。全部シングルで、なかなか打球が上がんないんですけど、しっかり修正して、チャンピオンシップではホームランが打てるように頑張ります」

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
徳島IS 1 0 3 1 1 0 0 0 0 6 14 1
香川OG 1 1 1 0 1 1 0 0 2x 7 14 0

勝投手:竹田(香川) 6勝5敗
負投手:橋本(徳島) 2勝3敗4S

(記事:芝中 一嘉)

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