【プレビュー】9月20日 カマタマーレ讃岐 VS 徳島ヴォルティス ここに注目!(9月19日 カマタマーレ讃岐)

明治安田生命J2リーグ 第32節
カマタマーレ讃岐VS徳島ヴォルティス
9月20日(日) 13時試合開始 @Pikaraスタジアム
(※香川県営丸亀競技場がネーミングライツ契約を結び、9月1日より呼称変更)

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ホームで迎えた中断後最初の試合、福岡戦に敗れて讃岐の順位は15位に。岐阜や京都が急激に持ち直してきていることもあって中位グループの混戦は密度を増してきている。
今週は徳島ヴォルティスとの東四国クラシコ第2戦が開催されるわけだが、下位からのジャンプアップという意味では徳島もそう。ここ10試合で6勝と一時の勝ちきれない状態は脱した模様。
因みにプライドオブ中四国を展開しているJ2の4チームで快調そのものの愛媛を除く3チームは勝点差1づつ離れて14位徳島、15位香川、16位岡山と並ぶ。
勝ってライバルに差を付けたい。

〇カマタマーレ讃岐のここに注目!
両チーム合わせて総シュート17本、枠内3本と低調な試合だった福岡戦。
光ったのは3月29日以来の出場となったアラン選手だ。本来のフォワードポジションでなくサイドバックで投入されたアラン選手だったが、中盤、前線への飛び出し、つなぎへの参加でチャンスを演出。最も必要なスキルがカウンター時の駆け引きとなっているFWではベテランの技術に一歩及ばない。だが、優れたトップスピードで前へ推進力を生むプレーは相手が引いて前にスペースがあるときに特に有効になる。
アラン選手のサイド起用は今後も劣勢の試合後半で生きるオプションになってくるかもしれない。

〇徳島ヴォルティスというチーム
下位に沈んだ前半戦をしのぎ、順調に順位を上げてきた。得点ランクでは下から3番目ながら、守りが安定してきたのが好調の原因。
現在は混戦での失点が少なく、ボールセキュリティに長けたチームとなっている。
中心はセンターバックの福元。的確なコーチングで守備網をコントロールする。1対1もJ2では屈指の強さがあり、セットプレーなど更なる工夫が必要になる。
18節の対戦ではフリーキックから福元の頭に合わせられて失点してしまっている。

18節の対戦では、守備型チームの対戦とは思えない2-2の引き分け。意外な乱打戦となっている。後半早い段階での得点で試合が活性化した結果、攻撃意欲が盛んな試合となって4点ともきれいに崩した結果のものだった。
ただ、本来守備型であることに変わりはなく、先制点が試合を決めるだろう。活躍を期待したいのは7月12日以来J2で得点が止まっている我那覇選手、来週には35歳を迎えるがまだまだ老け込んでほしくはない。
セットプレーは徳島に利がある。不要なペナルティは避けたい。

(記事:上溝 真司)

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