【ゲームレポート】オーストラリアン超特急はアンストッパブル!2時間を切る高速ゲームでOG大勝利(5月3日 香川オリーブガイナーズ)
四国アイランドリーグplus 2015 香川オリーブガイナーズ第14戦
香川オリーブガイナーズ4-1愛媛マンダリンパイレーツ
@四国Cスタ丸亀
「ああ、雨だねえ。今日は早く終わらせるよ。」
試合開始の1時間ほど前、グラウンドに小雨を降らせる空を見上げながら西田監督はいつもの調子でそんなことを言っていました。
前日に予告された対戦相手の先発投手は、東風平(こちんだ)投手。6試合に登板して2勝1敗、防御率2.08という成績を残しています。ガイナーズの先発はオーストラリア出身のネイラー投手。4試合で2勝1敗、防御率1.29。コントロールが良い好投手ふたりの投げ合いということで、投手戦になる事が予想された試合でした。
監督の予言通りに、試合は早いペースで進みます。
3回を終えて両軍のスコアボードに0が3つ並んだ頃、時計の針はまだ30分しか進んでいませんでした。
スコアボードに初めて得点が刻まれたのは4回表の愛媛の攻撃、3番・4番から連続三振を奪った直後のこと。5番打者コルビー選手へ投じた1ストライクからの2球目は、レフト方向への大飛球。レフトの大木選手がフェンスによじ上って捕球を試みましたが、ポールを直撃するソロホームランとなり先制点を許してしまいました。
取り返したいガイナーズ打線でしたが、東風平投手を攻めあぐねていました。
多彩な変化球を低めに集めてカウントを整え、ストレートをコースぎりぎりに突いてくる愛媛バッテリーに翻弄されて、7回までわずか81球で無失点に抑え込まれていました。
しかし8回裏、先頭の伊東選手がレフト前ヒットで出塁し、反撃に転じます。
大木選手が送りバントを決めてチャンスを作り、甲斐選手はピッチャーゴロに倒れ二死となったものの、原口選手がフルカウントから右中間を深々と破る三塁打を放ち同点に追いつきました。
ここで愛媛の加藤ピッチングコーチがマウンドに駆け寄り、間を取ります。
打席に向かうのは4番打者、主将の宗雪選手。
宗雪選手に対し、それまでの変化球主体のピッチングとは一変、初球から渾身のストレート。愛媛バッテリーもここが勝負所と真っ向からの力勝負を挑んできます。
3球ストレートが続き、1ボール2ストライクからの4球目。「ストレートが来るのは分かってたんで。」と振り返る宗雪選手の一振りはレフト前へのクリーンヒット。2−1と逆転に成功しました。
愛媛ベンチは東風平投手を下げて阿部投手をマウンドに送りましたが、主将の勝ち越しタイムリーで波に乗った打線の勢いは止まらず、続く松澤選手が初球を弾き返した打球はセンターの頭上をワンバウンドで越える三塁打となり1点追加。赤松選手も初球をレフト線への二塁打とし、この回一挙に4点を奪う逆転劇を見せてくれました。

9回のマウンドはネイラー投手が続投。きっちりと三者凡退で締めくくり、前日の竹田投手に続いて完投勝利を手にしました。
全105球の投球のうち、スタジアムのスピードガン表示が140km/hに満たなかったのは14球。カットボール、ツーシーム、ストレート等のファストボールの投球割合が86.6%と、力でねじ伏せるピッチングで被安打3(うち1本はバントによる内野安打)、四球1、失点1ほぼ完璧な内容でした。
愛媛相手に2連勝で首位を奪取、ゲーム差を1.0に広げたガイナーズ。
残るGWシリーズ3戦も連勝して、前期優勝の足場固めをしておきたいところです。
チーム 点 H E
愛媛MP 000100000 2 3 0
香川OG 00000004X 410 0
勝投手:ネイラー(香川) 3勝1セーブ
負投手:東風平(愛媛) 2勝2敗
本塁打:コルビー 1号(愛媛)
(記事:芝中 一嘉)

