【インタビュー】香川ファイブアローズ、開幕前インタビュー~石川アシスタントコーチ、津田ヘッドコーチ(9月21日 香川ファイブアローズ)

石川 裕一アシスタントコーチ

 

ー来られて一カ月弱

特にまだ何もできていないので。体育館へきて、家へ帰っての毎日。家の準備もあって、荷物がやっと片付いてきたところです。

 

ーなぜ香川へこようと思われたのか?

いろんなところから話を貰ったんですが、香川からチームの指揮を執ってほしいというオファーだったので。藤岡が元チームメイトでバスケットに真摯に取り組んでいる選手がいるというのを聞いて、やろう!と思いました。

僕はコーチを初めて3~4年なんですけれど、4人のヘッドコーチとやってきて、この経験はなかなかできないことだと思いますし、4人の考えのいいところも悪いところもいいいところも吸収できたのは、ふつう以上の経験はあると思います。HC代行もやってきていますし、僕がやりますとお答えしました。

 

ー4人で一番参考になっているのは?

去年の小野寺ヘッドコーチです。戦術面、戦略面はすごく参考にしています。

 

ーすごく準備期間が短かった

去年まであったことは全部取り払いました。1試合でこれだけアシスト取りましょう、これだけ得点を取りましょうというのを数字で具体的に出して、これをやっていくためにはこういうことが必要だということを伝えていく。

 

ー戦い方のベースは

信頼です。チームの中で信頼が一番大事です。アシスト増やしましょうといって、空いている人がいても「お前ははいらないから」。これではバスケットにならない。リーグでも高い得点力を持っているウッドベリー選手がいますけれども、彼が無理やりタフショットをうつのではなく、空いている日本人選手がいるんだったらそこへ出す。だから、今年は彼には平均30得点プラスアシスト7~8はやってくれるよう、そのためのシステムは作ると伝えています。
今は得点もアシストもとれていて。もちろん、他の選手同士の間、選手と僕との信頼関係もできてきていると思っています。

 

ー今開幕へ向けて積み上げているもの

アーリーカップを通じてオフェンスの部分では僕らのやりたいことがある程度できているとおもっています。ディフェンスでは合格点には程遠いくらいダメでした。シンプルにディフェンスを(良く)していく。
単純にコミュニケーションミスが多かった。一言いえば解決するよねってところ、しゃべる量が足りていなかった。
2試合目は反省してフィードバックして、ある程度形が出せたとは思っています。
オフェンス面では、グッドショットを打つんじゃなく、グレイトショットをうってと。あとは、走るっていうところではきっちりできていた。実際にそれで点を獲れていたのでそこは良かった。

 

ー西地区の展望について

奈良は、経験あるガードがいて、そこにフィッツジェラルドがいて、オフェンス力はあることを証明したと思っていますね。広島はたくさんのいい選手を獲った。それでもチームもコーチも1年目で隙は必ずある。愛媛はまず対戦する相手でアップテンポなペースの中でタプスコット選手がどう活躍するか。福岡はB1を経験した選手がたくさんいて、気が抜けない、すきのなさを感じます。熊本はちゃんとみれていないんですけれど、アーリーカップで結果を出している(優勝)ので、一番警戒しています。
どこが、というのではなく自分らのベストを出して戦わないといけない相手です。

 

ー開幕節の展望を

愛媛の外国籍選手は出ませんでしたが、あの早い展開は変わらないでしょうし、プラスしてタプスコット選手のワンオンワンだったり、ブレディ選手の高さだったりというのが予想はできるので、早い展開の中で、彼らを自由にさせないというのを考えているところです。
アーリーカップではやらせないようにしようとしていたけれども、トランジションで簡単にやられていたところがあるので、そこは止めていきたい。まだ、(香川は)若いチームなのでコート内でコントロールできるように。

 

ーカギになるのはベンチから出ていく選手もそう

ベンチから出ていく選手は、よりディフェンシブであってほしい、よりエネルギッシュであってほしい。それがところどころで見えていた。藤岡選手だったり、矢代選手だったり。そういうのがチームを勢いつけるので、走ってディフェンスをする。コッツァー選手、ウッドベリー選手の代わりに出ていく場面だとしてもそれをやってほしい。

 

 

津田洋道ヘッドコーチ

若いチームなんで、試合をしていく中で力もついてくるんじゃないかと思う。今はベストじゃないですけれど、兒玉選手や嶋田選手がリーダーシップをとって、本当に(コーチ交代から)期間は短かったんですけれども、コーチの言っていることをよく聞いて思ったよりうまくいっていると思います。ディフェンスもオフェンスも。
コーチの若さ、選手との近さがいい方向に行っているんじゃないか。あとは、なれ合いにならないようなっていけたらいい方向へいくんじゃないかと。

 

ー児玉選手と関わりがあった?

兒玉選手は昔からいい選手だと思っていてスカウトしていた選手で、一緒のチームになれたのが楽しみで。

 

ー時間がたって改めてパワハラについて思うことは

衛藤君の件は真摯に受け止めなければならないし、二度とあってはならない事。みんな好きなバスケットをしているんだから、その気持ちを大事に、楽しく真剣にやっていく。そのためには若い石川コーチは合っているんじゃないか。

 

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