【ニュース】ファイブアローズ最終戦を勝利で飾る。筑波が最後の2試合に復帰!(4月22日 香川ファイブアローズ)

2018-19 B.LEAGUE2部 ホーム最終節2試合目
香川ファイブアローズ 90-77 島根スサノオマジック
@高松市総合体育館 4月21日(日)
(記事:上溝真司)

(写真:筑波が快足を飛ばして速攻。「最後は(けがのことが)よぎった。」でゴールならず)

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香川ファイブアローズのホーム最終戦が島根スサノオマジックを迎えて4月21日、高松市総合体育館で行われ、前半は35-47と12点のビハインドだったが、「相手の守備や、やりたいことが全部見えた。」と「ゾーン」に入る集中力を見せた藤岡の積極スティール4本が光った3Qに反撃。29得点15リバウンドのダブルダブルを記録したレジナルド・ウォーレンが確率良く得点を挙げ、90-77の逆転勝利。
ファイブアローズは今季B2の60試合すべてを終えて、19勝41敗の西地区6位、全体18チーム中16位という結果となった。

うれしい活躍があった。今季はエースを期待された筑波が昨年9月に行われたアーリーカップ以来のコートイン。「戦力として考えてベンチへ入れる」衛藤ヘッドコーチの采配下、20日の試合では2本のシュートを沈め4得点、この試合では2Qの停滞していた空気を換える全力守備を見せていた。後半逆転のきっかけは前半ラスト、筑波の出場で生まれた勢いもあったように思う。
公式戦開幕前のカップ戦試合中に右膝の前十字靭帯断裂。大けがと再建手術、三段飛びでいうならファイブアローズ1季目の「ホップ」が上手くいって、ステップの「ス」の前の試練。腐ってもおかしくない状況である。以降体を動かすことも大変な中、回復、そして1月からのリハビリとバスケットができるまでのトレーニングは想像がつかない。
練習場へいくと、運動不足で太ってしまったりすることはなく、線は細くなっていたが、「なまり」に沈むことなく軽快な動きが印象に残っていた。

高く飛ぶためには屈まなければならない。
本物のエースとなるためのステップがこの1シーズンだったのだといえるように。衛藤HCが「何を考えているか分からない」と評する、怒られても落ち込まないバスケットが好きな気持ちがプレーから見える無邪気さで、来季の素晴らしい活躍へ進んでくれるに違いない。

 

2年目以上の他の選手たちにとっては課題だらのシーズンだったろう。
けが人が多いシーズンではあったし、衛藤HCをはじめ、記者会見に臨んだすべての選手が総括でそのことへ言及した。
しかしながら、「まだまだこれからの選手」については今季への挑戦や向上が十分であっただろうか?、「今までを最低維持しなければいけない選手」はケガをせずに1シーズンを走りぬく準備ができていただろうか?
筑波と高比良の故障・長期離脱は大きなファクターに違いなかった。だが、それらのケガが、その手抜かり・手落ちを厳しく指摘してきた60試合だったように思えてならない。
会見でレジーは「(オフに)コートの練習をしすぎて、開幕までに快復できなかった。このオフはスイミングで疲れをとる。」と言ったが、1年勝負のベテランにとって調整ミスは命取りということを自身の成績低下で証明してしまっている。

技術が大きく成長した、といえる木村にしても恐らくメンタルに起因する「ムラ」は大きな課題。どうすれば沈みがすくなく、コートの中でベストパフォーマンスを表現できるかという部分でまだまだ足りない。最終戦では、1900人の観客が集まりハッスルしなければならない中、ドライブらしいドライブも見せられずに終った。
本物のスターは環境に関わらず、見せなければいけない大一番では、良きも悪きもオールアウトを魅せなければならない。グッドプレイヤーの一人に収まるか、スターとなれるか。
木村啓太郎はその岐路に立つ。

 

香川ファイブアローズとなり、B2へ参戦して3年目。
bj時代の負の遺産について一定のめどがたったと認められ、B2クラブライセンスを無事獲得。一方で2季続けてあげてきた成績は落ち、平均観客数は全くの横ばい。改革に取り組める環境と、改革へ挑まなければならない状態が揃った。
シーズン後半に掲げたテーマ「怒涛の巻き返し」。魅せなければならない本当の巻き返しは、これから生み出される香川ファイブアローズ・そして選手たちの歴史、とならねばならない。

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