【プレビュー】E.T(エリック・トンプソン)、極上のデュエルとの「遭遇」。(3月15日 香川ファイブアローズ)

2018-19 B2 LEAGUE 第26節
香川ファイブアローズ VS 西宮ストークス
3月16日(土) 18時 ティップオフ
3月17日(日) 13時 ティップオフ
@高松市総合体育館
(記事:上溝真司)

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エリック・トンプソン(E.T)が香川ファイブアローズに加入して約1か月がすぎた。
まず変わったのは、加入以降勝率5割を超え、勝率が上がった。ただ、それだけではない。チームの雰囲気も目に見えて積極性が上がったし、試合終盤でスタンドプレーに走りがちだった外国籍選手間である種の緊張感が漂うようになり、戦う集団へと変わりつつある。
この空気感が持続する限り、香川を打ち負かすのは仙台や名古屋、信州の例を引くまでもなく、簡単ではないに違いない。

何が変わったか?如実に変わったのは、守備だ。
特にE.Tは守備の時間を見ているのが楽しい。

衛藤HCは思い切ったヘルプディフェンスを駆使して数人がかりでボールを囲い込むのがスタイルだが、E.Tの持ち味はワン・オン・ワンの「デュエル」。日本人のシューターへ素早く詰めてシュート機会を奪い、ガードのドライブにはゴール下へ走る道をふさぎ切り、シュートがリングで跳ねれば、巨人といっていい外国籍選手を背負ってリバウンド争いに参加させない。
いかなる相手に対してもファイティングポーズをとり続け、抜群の機動力と筋肉隆々の体でなんとかしてしまう。今季ファイブアローズの弱点であったワン・オン・ワン、特にペイントエリアでのひ弱さが彼の加入で一気に解決した。
間違いなく、広島ドラゴンフライズ今季序盤の快進撃を支えていた、相手のプランを破壊するパワフルな個人守備は、「お金を払ってみる価値がある守備」だ。
いままでファイブアローズに所属した選手あまたあれど、守備面での能力の高さは間違いなくトップクラスだ。

オフェンス面ではシュートレンジは狭いものの、フックシュート(ブロックされにくいように打つワンハンドシュート)の精度が高く、いざというときには得点もでき、スクリーンの技術も高くて木村とのピック&ロールは大きな得点源となっている。

ダンク、3P、レイアップ。もちろん、バスケットボールの花形はそういったプレーには違いない。
しかし、守護神と呼ぶに値するE.Tが魅せるディフェンスのスペシャルプレー、今のファイブアローズはここにも見どころがある。

衛藤HCは外国籍3名の序列を明確に打ち出す方向性は出していないため、4試合連続出場中のE.Tは今節出場しない可能性もあるが、もし出場するようなことがあれば眼前で「守備における極上のデュエル」に遭遇できることを4SPOとして保証する。

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