【インタビュー】12月22日・23日 2018-19・B2リーグ14節香川VS茨城 試合前HCコメント(12月22日 香川ファイブアローズ)

練習には活気があり、然りながら若干の切迫感を孕む。
熊本や島根のトップ争いをするチームとの対戦が続き、ファイブアローズとしては勝ちパターンとしたい先行ゲームを接戦の末に落とす試合も続き、6連敗。
歯が立たなくて泥沼というのではない楽観と、勝てない理由探しの悲観。そのどちらもが掛け合う声に乗る。
須らく「勝っているチームの主力」ではなかった選手たちは、衛藤HCの指導から「勝ち方」を掴もうと真剣だ。

今節は年内最後のホーム戦。TOP争いの一角、東地区の雄、茨城ロボッツをホームに迎える。

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ー強い相手との対戦が続いた中、接戦続きの6連敗。いいのか悪いのか評価を。

正しく負けている。もったいない試合もありましたし、勝ち切りたかった、勝ち切れた試合があったかと思いますけれども、それが積み重なっての6連敗。その試合、その試合でごまかしての結果じゃなく、真っ向勝負してのクロスゲームだったので、現在の立ち位置が分かったという評価です。これが悪いやり方でやっていたら、たとえ1つ勝てても勝ち方って見つけられなかったと思うんですけれど。

チームとして正しい負け方をしているからこそ、これを乗り越えれば勝ち方が見えてくると思いますし、そういう6連敗だったし、それでもそういう状況の中でも1つでも勝ちに導いてあげたかった。

 

ーわかりやすく言って原因は。

ディフェンスが安定していない。フリースローどうこうとは言われますし、否定はできないです。けれども、ディフェンスが安定していないから崩れたら修正が効かない。去年と比べれば、爆発力はあるんですけれどディフェンスの安定性がない。

5連敗があって、メンタルがネガティブになっている。ポジティブにディフェンスにフォーカスする。40分間の中でどうしてもそれが崩れてしまう瞬間がある。なまじっかオフェンス力があるためにそちらに頼ってしまう。それでフラストレーション貯めて。ポジティブに、ディフェンスにと言っているんですけれど、崩れてしまいますね。

4人ができていても一人がポカをする。できない瞬間があり、それが出てきてしまう。疲れた時にオフェンスにフォーカスしてしまう。体力がへばるわけじゃなく疲れた時にオフェンスに走ってしまう。

 

ー加わったばかりの大橋が島根2戦目で9分プレーした。

大橋は島根浅は采配ミスで長く出しすぎてしまいましたけれども、いいものは見せてくれている。半身で(ボールを守りながらで)なく相手に正対してバスケットができる。他の選手より1テンポ早い。島根の北川相手にそれができているのがすごいことです。まだまだ伸びしろありますよ。
これで(日本大学)Bチームの選手だったというのが不思議。

 

ーさて今週はトップ争いの一角茨城と対戦。

スカウティングして、メインで出る選手はすべてefg%(エフェクティブフィールドゴールパーセンテージ・FGの得点期待値指標。50%を超えれば、1FG当たり1点以上期待できる)が50を超えていて。誰を止めるかでなく、適宜アジャストしていくしかないと思います。だれをではなく、何を止めるか。PG含めて向こうはゲーム巧者なので。フレキシブルに(戦い方を)変えてくる。

 

ーファイブアローズが目指す展開を教えて下さい。

先手先手で仕掛けたい。奈良や福島相手に落としているのは3Pが入っていない展開のときです。そこに持ち込むしかない。

あとは高田。(島根戦で)存在感を出してきましたよ。4ポジ(PF)が(試合展開を)左右するんじゃないでしょうか。あとはポジティブにディフェンスに。結果が出ていないと大きなことが言えないですけれど、(成長して)選手が変化してきていますので、踏みとどまって上位ともいい試合ができている。

僕がどれだけ引き出してあげられるか。

 

ー先週不調のレジーが心配。

攻守の切り替えでちょっと遅れているところがあった。解決済みだしフィジカルが悪いわけでないから、次はやってくれると思う。

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