【プレビュー】10月20日・21日2018-19・B2リーグ4節香川ファイブアローズVS島根スサノオマジック(10月20日 香川ファイブアローズ)

2018-19 B2 LEAGUE 第4節
香川ファイブアローズ VS 島根スサノオマジック
10月20日(土) 19時 ティップオフ
10月21日(日) 14時 ティップオフ
@観音寺市立総合体育館
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3節を終えて、1勝4敗の香川ファイブアローズ。
前節はバックコートでは大澤が欠場し、レジーが故障を抱えて、14日はついに欠場。インサイドで孤軍奮闘のウッドベリーは2日続けてほぼ出ずっぱり。
もともとぎりぎりの戦力で戦うファイブアローズがこの状態で勝てるとしたら相手がよほどの失策をするか、突然の覚醒で誰かが超(大活躍、程度ではとどかない)活躍するかしかない。
ーーであるなら、超活躍を。
新加入の選手たちも、出番の減っている選手たちも”限界越え”を求められている。プロの世界で”己が役割以上”が求められるような「チャンス」はそうそうない。攻撃でも守備でも自分こそがチームを勝たせるファクターである、というあふれる強い思いがモメンタムを動かす。そういう試合が見たい。

今節対戦する島根スサノオマジックはここまで3勝3敗のイーブン。
西の大本命、熊本と1勝1敗のスタートで昨季B1の矜持を見せたかと思えば、前節では4連敗スタートだった金沢武士団に連敗と安定しない。B1への復帰を目標としているなら出遅れてしまっているといっていいだろう。

〇香川ファイブアローズのここに注目!

今、一番超覚醒を見せてほしいのは、石川智也だ。
ここまで出場時間を減らし、ついに14日には3分の出場にとどまった。大澤を欠いて手薄なバックコートの中であっても、FG2/17に7ターンオーバーでは使う側もコートに送り出せまい。
思う疑問はゴールへ向かう勢いのなさ。小型のガードが多いB2ではガードのマッチアップなら体の大きさで負けることはほぼないのだから、勢いがつけばビッグマン以外ほぼ止められることはない、はず。ピック&ロールなどで走路を作ってもパスありき、ストップジャンパーありきで、ゴール近くまで届くように見えない。
相手にもそれが見えているから、パスが読まれ、シュートへついてこられるのではないか?最もみたいのはゴールへ向かう圧力だ。

〇島根スサノオマジックはこんなチーム

出遅れと序文で書いたがリーグのチームスタッツを眺める限り、シュート成功率もリバウンドも悪くなく、せいぜいターンオーバーが平均値より下くらい。今季も間違いなく島根の力はリーグトップクラスだ。
勝てなかった理由を探すとしたら、スターティング5とベンチとの落差だろう。エチェニケ、ポマーレ、相馬、佐藤、北川までの平均出場時間は25分を超えるのに対し、その次はといえば、後藤の17分、小坂の10分台と一気に出場時間が減る。
それだけスターティング5に絶対の信頼があるということには違いないが、最初の5人の中でシュートタッチが悪く流れに乗れない選手も発生するだろう、マッチアップやファウルトラブルの関係で休みが取れずに終盤疲労している選手もいるだろうという、実際の試合の中でのリスクマネジメントとしては問題がある。
接戦に勝ち切れない(負けはすべて6点差以内)状態のままでは好調の広島や熊本を追いかけるのは難しく、どこかでブレイクスルーしなければならないはずだ。

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島根の戦力と故障者でラインナップが揃わないファイブアローズの現有戦力では差があるといわざるを得ない。島根の苦手分野、接戦の勝ち負けに持ち込めるチャンスがあるとしたらウッドベリーと故障もちの選手以外に超活躍してもらうしかない。
しかしながら、オフェンス面での石川を話題に挙げたが、リーグ最下位のリバウンド、大量失点クウォーターを許してしまいがちなモメンタム奪還力不足が目立つ守備面、こちらも最下位のフリースロー成功率と課題は山積している。
まずは一人一人がひとつづつ。
ファイブアローズと選手たちは今できるミッションを達成し、そのうえで島根の想定を超える必要がある。

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