【ロングインタビュー】「カマタマーレ讃岐・佐々木 匠」連載第1回 ~日本サッカー界の未来を担う若武者、カマタマーレ讃岐での「覚悟と決意」・前篇(7月6日 カマタマーレ讃岐)

 2018年、カマタマーレ讃岐には”日本サッカー界の未来を担う若武者”がいる。J1・ベガルタ仙台から育成型期限付き移籍で加入したMF佐々木 匠・20歳。2013年・U-15日本代表に選出されると、昨年まで6年連続世代別日本代表入り。テクニックとスピードを兼ね備えたドリブルと、常にゴールを狙う推進力。そして常にピッチ上を走り続ける献身と奮闘ぶりは、早くもカマタマーレ讃岐サポーターの心をわしづかみにしている。では、2ゴール7アシスト(明治安田生命J2リーグランク4位)で前半戦を終えた今、彼は何を考え何を志そうとしているのか?
佐々木
匠選手にクローズアップする不定期連載の第1回では、ロングインタビューから彼の「覚悟と決意」に迫る。(前・中・後篇構成)
 (聴き手・構成:寺下 友徳、写真提供:カマタマーレ讃岐)

 

カマタマーレ讃岐で持てるようになった「前へ」の意識。

 

――まず、明治安田生命J2リーグ戦全試合出場、第16節のレノファ山口戦を除きスタメンを張った前半戦21試合を振り返って感じることはありますか?

 

佐々木 匠:前半戦を終えて思うのはまず、チームが勝てていないこと(4勝6分11敗・17得点32失点・勝ち点18で22チーム中20位)に責任を感じています。連敗も繰り返しましたし、第20節のファジアーノ岡山戦に1-0で勝つまでホームゲーム8試合を勝てなかった(前半戦ホームは2勝2分6敗)し、内容もよくなったことは、スタメンで出続けていた身として申し訳なく思いましたし、改善しないといけないと思いました。危機感を持っています。

個人の部分では2ゴール7アシスト。まだまだ少ないとは思いますけど、チームのゴール数の半分に絡めているし、チームへの貢献はできていると思います。ただ、そこがチームの結果に反映できていない。そこは課題。「チームを勝たせるために、自分が何をできるのか」。そこを突き詰めないといけないと思います。

 

――自身としてはベガルタ仙台ユースからプロ入り3年で、はじめてのJ2リーグを体験す中、J1とは違う感覚もあると思いますし、そこをどう克服するかも最初のハードルだったと思います。

 

佐々木J2はJ1に比べると展開が速い。具体的に言えば、攻撃から守備・守備から攻撃に変わる時にオープンな展開になるんです。そこで自分の長所である足下の技術やパスワーク、ゲームを落ち着かせることを活かすためには、そのエリアをより前で使わないといけない。

そこで僕はスプリントをこれまでより多くしたり、ドリブルでボールを運ぶことをして、チームに貢献しようとしました。カマタマーレ讃岐では「前への意識」をJ1でプレーした時よりも持てるようになったと思います。

 

――そのエリアをいかに相手ペナルティーエリアまで近づけるか。それが次の課題になりますか?

 

佐々木そうですね。もちろん、自分個人でボールをそこまで運べればベストですし、そういった選手にならないといけないと僕は思っています。でも、チームがJ2残留争いしている現状で、チームの為に何ができるかを考えれば、もっと判断のスピードを上げることも重要ですし、チーム全体でいかにボールを運ぶ。そして、自分が前で強みを発揮するために「みんなに使ってもらえる側になる」ことも考えないといけないです。

 

――では、試合でそういった選手になるために、トレーニングではどんなことを意識して行っていますか?

 

佐々木スプリントを多く意識しています。カマタマーレ讃岐では3対2の状態から2ゴールを奪うトレーニングがあるんですが、そこで味方を追い越していく動きを意識したりしていますね。そのスピードに合わせてパスを出してもらうようになれば、僕がボールを受ける準備はいつでも考えています。

現状、なかなかボールが僕に出てこない状況はありますが、そこは自分への信頼がまだ足りない、走る場所も悪いと思っています。これまでは「味方を使う」、「自分中心でボールを動かす」が多くを占めていましたでが、今は自分がゴールを決める、決定的な仕事をするために「いかに使ってもらえるか」に重点を置いてやっています。

(カマタマーレ讃岐新体制発表会見で抱負を述べるMF佐々木 匠。1月15日撮影)

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