【インタビュー】証言・ファイブアローズ2017-18シーズンを振り返る。後半~主力選手篇(5月18日 香川ファイブアローズ)

○大澤歩 主将

紆余曲折いろいろあったな、と。そんな中でも半歩でも成長できたのかなと思います。
若いチームと言われてきた中で、去年より3勝できたということは少しでも勝ち方が学べて来たのかな。こういうのがこのチームの勝ち方と学べたっていうのが成長につながっていたと思いますし、メンタルでも崩れるのではなくディフェンスから入ることで自分たちのメンタルで戦うということ、そこが崩れにくくなったから今の僕たちがある。

-連勝と連敗のシーズン

連勝していた時はチームの雰囲気がいい、何でもうまくハマったのが正直なところで。すべてがうまくかみ合っていたけれどどうしてうまくいくかわかってなかった。連敗中はディフェンスは意識していてもできなかった、スカウティングしててもやることができなかった。スカウティングをこなそうとしても、根本的なボールのシェアやディナイ、リバウンド・ルーズボールができていない。それでは、相手には威圧を感じさせることはできない。

-ベストゲームは

個人としては小豆島でやった奈良との試合。ダブルダブル(13得点10アシスト)だったと思います。チームとしては最後のホーム戦。チームとして勝ち切れたと思います。

-ファンの方へ

連敗が続いたり苦しいシーズンだったんですけれど、一緒に戦ってくれたおかげでやり抜くことができた。小さな目標ですけれど昨シーズンより3勝多くできたっていうのがよかった。

-「Bridge」とは何だったか?

キャプテンをやらせてもらって、かかわってくださる皆さんと懸け橋にもっとならなければなと思えた。バスケットでつなげる、繋がれるとシーズンを通して思えました。

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○レジナルド・ウォーレン 副主将

-久々の高松での生活は?気持ちや街の雰囲気

高松に帰ってこれてとても嬉しかったです。久しぶりに会えた人々や美味しいご飯を食べることが出来たから、とても楽しい日々を過ごすことができました。

-個人日本での初タイトルになります。感想は?

私はリバウンドに情熱を注いでます。良くて2、3位で終わってたけど、ようやくトップになれました。リバウンド王になれたことをとても誇らしく思います。

-日本キャリア8000得点、感想は?

8000得点達成はとても気持ちがいいですね。日本でプレーしている多くの選手が達成できない功績を達成して自分の努力と献身を証明できたと思う。

-副主将としてやったこと、残念にもできなかったこと。

副キャプテンとして、他の選手に手を差し伸べ、彼らの助けになったと思っている。私は、どんな努力が勝ちにつながるのか、どうすればいい選手として長年プレーできるのかを選手たちに示したかった。理解してくれる選手もいたけど、選手によっては理解してもらえていないところがあったかもしれないね。

-ベストゲームを挙げるなら?

自分の1番の試合は、愛媛戦(3月17日 31得点19リバウンド9アシスト)です。この試合では自分はトリプルダブルに迫る活躍をし、母が試合を見にきてる中でとても大切な試合だった。過去最高だった。
チームとして1番良かった試合は、自分の古巣でもある熊本に1戦目(2月3日土曜日)に30点の点差をつけられ負けた中で迎えた第2戦(2月4日日曜日)の試合です。チームで力を合わせて勝てた試合でした。

-ファンへ

皆さんの方に知ってもらいたいのは、自分は全試合に全身全霊でプレーしてチームを勝ちに導こうとしました。だから、どうか自分の情熱と努力を忘れないでほしいです。本当にありがとうございます。

-レジーにとって「Bridge」とは?

自分にとって、bridgeとは日本のバスケットボールとアメリカでのバスケットボールの繋がりです。私は、何度かこの2つを上手く組み合わせ、勝ち取った試合があったと思います。

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○アブドゥーラ・クウソー 選手 (ブロック部門6位)

-高松での生活は?

高松はとても便利な街でした。決して大きくない街ですが、必要なものはほとんど揃ってました。気温も暑すぎず寒すぎず過ごしやすかったです。

-個人ブロックでランクイン。感想を。

今シーズン長い時間プレーしなかったにもかかわらず、トップ10に選ばれて驚いています。おそらく、日本に来てから1番プレータイムが短いシーズンだったと思います。そんな中でも、自分はディフェンスに力を入れている選手なので、どんな時でもプライドを持ってディフェンスをしました。昨シーズンは、ブロックショットでリーグトップ3には入っていたと思います。

-出場時間が限られた中でやってきたこと、できなかったこと。

ベンチにいる時に、いつでも声を掛け合い応援しようと心がけていました。チームメイトが交代してベンチに帰ってくるときも、励ますようにしていました。そして、プレーするときはどんな時でも可能な限り一生懸命プレーしました。しかし、他の選手とイメージが共有できずに試合中にイライラしたときもありました。自分はもっとチームの為にできることがあったと思います。

-日本キャリア3500リバウンド。

3500リバウンドは、試合で出来る事を一生懸命プレーした証拠だと思います。大きな怪我をしなかった事も嬉しく思ったいます。

-ベストゲームを挙げるなら。

山形の最終戦がベストゲームです。3連敗している相手に、チーム全体でも個人的にもとても良いゲームができ、私はオフェンスでもディフェンスででも大きなインパクトを与えることができたと思います。

-ファンへ

皆さんに本当に感謝しています。厳しい時期も調子のいい時期も支えてくださいました。このようなファンの皆さんの前でプレーできて嬉しかったです。

・クウソーにとって「Bridge」とは

一つのグループとなって一つにまとまり、1つのゴールに向かうこと。

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