【プレビュー】5月5日・5月6日 B2リーグ最終節 山形ワイヴァンズvs香川ファイブアローズ(5月5日 香川ファイブアローズ)

2017-18 B2 LEAGUE 最終節
山形ワイヴァンズ VS 香川ファイブアローズ
5月5日(土) 14時 ティップオフ
5月6日(日) 15時30 ティップオフ
@山形県総合運動公園
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福岡から2勝目を挙げ、対西地区の対戦はすべての相手から2勝以上を挙げて、都合14勝16敗となった。
上位4チームが5割越え、強豪ぞろいの西地区において健闘した香川ファイブアローズ。なのだが、他地区交流戦に関しては7勝21敗と大きく負け越してしまっている。
スカウティングの妙で福岡や熊本は倒せても、試合分析が難しい他地区なら勝率5割を切るような東京Zや信州相手でも勝てず、金沢武士団相手の4敗などは痛恨というしかない。
最後の相手は、苦戦が続いた交流戦。ちょうど一カ月前にホームで連敗してしまった山形ワイヴァンズだ。
山形アウェーで結果を出したいファイブアローズだ。

〇香川ファイブアローズのここに注目!

ファイブアローズにとってこの2試合は負けられない理由がある。
連勝すれば4・5月期の勝率5割がある。これは、今季でいえば1月(4勝0敗)しか達成していない月間勝率5割以上への挑戦でもある。シーズンで5割の目標は達成できなかった。が、それよりも小さな目標を一つ一つクリアしていく経験がチームにも選手にも足りていない今季、「何としても達成するのだ」という意思の力を表現しなければいけない。でなければ、来季恐らく今季以上の最激戦区となる西地区をサバイブし、5割以上の結果を残すことは難しいであろう。
故障中の高田や筑波は今週も概ね出場しない(筑波は不出場発表)であろうが、それでも2日に福岡を倒せたようにそれくらいの逆境で丁度いい。
2日にMVPの活躍をした近は故障明けで万全とはいえないようだが、これ(2日14得点)くらいの活躍はできるはずだし、やってもらわないと困る選手。それは2日11得点の安慶も同様。
19個ターンオーバーを犯しながら福岡から勝利を得たのだから、その精度を高めれば山形から連勝できない理由はない。

〇山形ワイヴァンズはこんなチーム

東地区3位だが、24勝34敗と成績は低調。東北6県対抗リーグとなった東地区は、混戦が予想されたが完全に秋田の独壇場となってしまった。6戦全敗、内5試合が10点差以上の負けだった山形の責任は小さくない。
スターティング5と外国籍選手への依存度が非常に高いのは変わらない。フィニッシュをするのは外国籍選手、佐藤、中島、河野に広げて伊澤まで。プレイデザインがそうなっている節がある。
もちろん、それぞれスターターの質が高いからこそできることだが、終盤に勝ち切れない試合をしがちなのは、十分に休めていない主力で戦い抜くからに他ならない。信頼できる6thマンを作れなかったことがこの成績の原因のように思われる。
主力の一角、マクシェパードは5月2日の試合を靱帯損傷で欠場しており、相当に軽度なものでない限りこの試合も出場しないであろう。

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香川ファイブアローズにとって4月対戦時のリベンジ、というよりは宿題の答え合わせの様相となるだろう。
悪い流れの真っただ中にいた前回対戦時。ディフェンスのハードワークが復活したのが山形との2戦目だった。そののち、チームと選手のポテンシャルはようやく発揮できる状態になり、前回のスカウティングがその通りに遂行できればどういう結果を生むか?という積み残しをまず片付けなければならない。
宿題を一気に片付けて楽しく前向きなヴァカンスを迎えるのか?追試を抱えて紋々とし、それらをクリアする為の特訓期間とするのか?
次年度へ向けてどちらでも成長は可能だが、筆者は前者を好む。ファイブアローズの選択やいかに。

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