【ニュース】ファイブアローズ最終戦で山形に勝利。22勝38敗で2季目を終える(5月7日 香川ファイブアローズ)

2017-18 B.LEAGUE2部 最終節2試合目
山形ワイヴァンズ 68-86 香川ファイブアローズ
@山形県総合運動公園 5月6日(日)
(記事:上溝真司)

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香川ファイブアローズは5月6日、山形県総合運動公園で今季最終戦に挑み、86-68のスコアで山形ワイヴァンズを破った。
ファイブアローズ今季の成績は22勝38敗、昨季は超えたが勝率4割届かずの.367でフィニッシュ。西地区で5位、最後に仙台を抜きB2全体では13位、ホームは11勝19敗、アウェーは11勝19敗の全く同じ。
リバウンドは5月に入って熊本を逆転して2490本でリーグ最多だったが、2P/3Pを含めたシュート成功率はリーグ最下位と苦しんだ。
個人に目を移せば、レジナルド・ウォーレンが平均12.7リバウンドで日本キャリア初の個人タイトル獲得。レジーは平均20.9得点で得点ランキング2位(1位は2年連続で元香川のタプスコット)、クウソーは平均1.1ブロックでランキング6位、外国籍選手2人がベスト10ランクインをはたした。

試合は0勝3敗だった山形ワイヴァンズに対して、1Qはシュートが決まらず12得点。
ファイブアローズの悪い流れかと思われた2Qに、レジーが外へ開き、クウソーがゴール下を攻める形がハマって、レジー10得点、クウソー7得点で36-38まで追いついた。
すると3Q、木村がスパート。最初の攻撃で近へアシストパスを通して逆転すると、3Pを含むフィールドゴール3本すべて沈めて7得点3アシスト。
流れをつかんだファイブアローズは後半に今季のうっ憤を晴らすかのようにシュートを沈め、50得点。
ファイナルスコアの86得点と18得点差勝ちは今季2番目タイの快勝だった。

昨季のスモールラインナップ、フリーオフェンスのスタイルから180度変わった外国籍・インサイド重視、セットオフェンス。
2年続けて外国籍選手以外に直近でスタメンを張っていたような実績を持つ選手がほとんどいないチーム。

成長路線を掲げ、選手たちの成長が見られたという部分では楽しみは大きかった。
昨季の近や前村、今季の筑波や石川などは見向きもされなかった選手なわけで、それらが主力となり、堂々相手主力と渡り合うさまは爽快で、衝撃的でもあった。

ただ、スタイルも確立されず、選手もシーズン終了とともに総入れ替え、ではあまりに刹那的。
戦い方、核となる選手をある程度定めて腰を据えたチーム作りをしない限り、これ以上の成績を目指すことは、選手獲得資金が劇的に向上する見込みがあるのでなければ難しい。
強く、支持されるためには表向きの建前ではない、チームの下敷きとなる理念が必要なはずだ。

ファイブアローズ来季の戦いはすでに始まっている。

山 形   香 川
24 1Q 12
14 2Q 24
10 3Q 22
20 4Q 28
68 合計 86

(香川:ウォーレン 20得点11リバウンド、クウソー 19得点7リバウンド、木村 8得点8アシスト )

(山形:クリークモア 21得点4アシスト、佐藤 19得点、河野 10得点 )

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