【ゲームレポート】ファイブアローズ堅守復活。連敗脱出へ継続と発展を。(4月15日 香川ファイブアローズ)

2017-18 B.LEAGUE2部 第28節1試合目
香川ファイブアローズ 68-75 仙台89ERS
@高松市総合体育館 4月14日(土)
(写真:山中大地 記事:上溝真司)

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(写真:ディフェンスでハッスルした安慶だが、流れを失うきっかけにもなってしまった)

香川ファイブアローズは4月14日に行われた仙台89ERSと28節第1試合のホームゲームを68-75で落とし、9連敗。
2月12日~3月11日に記録したB2所属以降の連敗記録を更新してしまった。
通算成績は17勝35敗で西地区5位、同地区6位奈良との差が3ゲームとなっている。

連敗続きで選手たちはみなうつむいて苦い顔をしていたが、ようやくファイブアローズらしいバスケットボールが2試合続けてみることができた。
「点数を多くとられるゲームが続いていたんですけれど、(今日は)ディフェンスの修正がよくできていた。」と安慶が振り返ったように、コーナー、ローポストからのインサイド攻撃を封鎖し、外国籍選手のゴールに近い位置での得点を最小限に抑え込んだ。特に3Q前半のディフェンスは素晴らしく、ショットクロックを使わせて、難しいミドル、ロングを打たせることはできていた。

しかしながら3Q中盤、スティールからの速攻でレイアップを外し、その後に仙台のエースガード石川(海)をノせて、モメンタムを失ってしまった。動揺があったかガード陣はターンオーバーを出し、また、石川の高い位置でのピックからのロングドライブがファイブアローズ陣深くえぐるようになって、ディフェンスを絞れば3Pラインへのディフェンスがつききれない悪循環。

最後まで我慢してついていったものの、石川や志村ら仙台のフロアリーダーはファイブアローズにネクストチャンスを与えてくれなかった。

この試合は、ディフェンスが決まっていた前半にリードを奪えなかったことに尽きる。1Q終わり、2Q終わりにそれぞれ3Pを許し、「チームファウルが残っているのに(ファウルをしてでも)止めることができなかった(衛藤HC)」ことで本来は得られていたはずのリードが38-38の同点となってしまった。
実際タフショットではあったが、それでももう一段高い位置での判断が選手全体で共有できていれば、優位に戦えたに違いないし、また、石川や志村はさすがB1を経験しただけはあると思わせる、”流れを掴むショット”を外さなかった。

ディフェンスはうまくいった、あとは「流れをつかむべきところでつかめない。傾きかけた時に流れを取りに行けないチームの弱さ(筑波選手)」。それを手に入れるにはやはりメンタル、強い気持ちが必要なのだろう。

ウォーレンが17得点9リバウンドで両チームトップ、筑波も9リバウンドでトップタイのリバウンドを獲得した。前香川ファイブアローズの溝口は3Pシュートを3本沈めて11得点を挙げる活躍を見せた。

(溝口は凱旋試合で11得点の活躍)

香 川   仙 台
15 1Q 21
23 2Q 17
13 3Q 16
17 4Q 21
68 合計 75

(香川:ウォーレン 17得点9リバウンド、ブランドン 13得点、筑波 8得点9リバウンド )

(仙台:チョル 16得点8リバウンド、石川(海) 15得点8アシスト、溝口 11得点 )

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