【プレビュー】3月17日・18日 B2リーグ第23節 香川ファイブアローズvs愛媛オレンジバイキングス(3月17日 香川ファイブアローズ)

2017-18 B2 LEAGUE 第23節
香川ファイブアローズ VS 愛媛オレンジバイキングス
3月17日(土) 19時 ティップオフ
3月18日(日) 14時 ティップオフ
@北島北公園総合体育館
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連敗は8に伸び、レジー、クウソー、衛藤HCらは「体験したことがない。未知の領域。」というB2参入後最長の連敗となった。
ただし、信州や東京Zというところの試合成績を見る限り、最多で72失点とディフェンスに関しては連勝中と比してそん色がない。
課題はオフェンス「にしか」ない。失われた自信は1月に大勝した愛媛を相手に取り戻す。
今季は互いに2連勝で今節が四国ダービーラスト。2つ取れれば対戦成績勝ち越しとなり、TOP3からの勝ち越しとなればチームに与えるインパクトは大きいはずだ。
直近3節で1勝5敗とスランプに陥っている愛媛は昨季のファイブアローズ同様タプスコット頼みが顕著。こちらも不調のファイブアローズ相手に以前の状態を取り戻したいと思っているはずだ。
残り20試合を切り、どうやってシーズンをまとめるか?はチームと選手にとって考えなければならないこと。
復活を果たすのはファイブアローズか?愛媛か?

〇香川ファイブアローズのここに注目!

筑波が快調だ。
ずっと2ケタ得点を記録した直近4試合の平均は14得点。4試合連続2ケタ得点自体は開幕直後の10月7日~14日でも記録しているが、その質が変わっている。
まずシュートを打っている本数がちがう。前回はシュート本数が10本を超えたのは1試合だけなのに対して、今回はすべて2ケタ、平均で15本を超える。得点効率が1本あたり1得点に近ければ、または超えていれば優秀というのがバスケットボールというスポーツ。つまり、前回の2ケタ得点は「普段よりシュートがよく決まったのが4試合続いた」だけなのに対して、今回は「当然クリアしなければいけないだけフィニッシュを任された」中での2ケタ。重みが違う。
そしてこれも重要なのが、ターンオーバーの数。少なければ少ないほどいいのは間違いないが、前回は平均で3個犯していたのに対して、今回は0。ドライブアタックを主な武器とする選手としては驚異的な数字といえる。
残念なのは前回も今回も負けている(前回は1勝3敗)中で記録している点。勝負を決めるクラッチタイムでの強さが備われば、今まで香川にほとんどいなかった「日本人の点取り屋」が生まれるかも知れない。

〇愛媛オレンジバイキングスはこんなチーム

前半戦の破壊力は鳴りを潜めてしまった。以前は得点を伸ばすときは圧倒的に相手を叩き潰していたが、今ではペースこそ早いものの取って取られての試合、自分たちのしたいバスケットができずにいる。
殴り合いを走り勝つのが愛媛の売りだったはずが、年が明けてからというもの4Qに入っての走り負けが目立ち、結論としてタプスコット頼みとなっている。さらにはタプスコットがボールを持っての1ON1を続けるため、日本人の走りの質が下がりリズムが悪化。勢い、確率も下がる。タプスコット無双ができている間はともかく、タプスコットの集中力が切れてしまうとその次の矢がないのが今の愛媛。
一番のあおりを食らっているのが流れの中で3Pを放つタイプで元ファイブアローズの楯昌宗。4割程度の成功率を誇っていた前半戦を終え、1月以降では15/66とわずか23%にとどまる。

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絶不調のチーム同士、どちらが自信もって試合に入ることができるか?が試合の流れを決めるだろう。ファイブアローズにとってシュートが決まらずとも自分たちの流れができれば、と言いたいところだが、今回は別。形がよかろうと悪かろうと、まずは皆がシュートを決めて「これでイケル!」という自信を取り戻すことが必要だろう。
またレジー頼みからの脱却を、が筑波頼みになっては意味がない。それぞれが与えられた「分」をわきまえて、それを少し超えるパフォーマンスをコート内で見せることで勝利は見えてくる。

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