【ゲームレポート】ファイブアローズ、B2初の4連勝!(1月28日 香川ファイブアローズ)

2017-18 B.LEAGUE2部 第17節1試合目
香川ファイブアローズ 77-67 広島ドラゴンフライズ
@高松市総合体育館 1月27日(土)
(記事:上溝真司)

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(第4Q、ブランドンのダンクは広島の追い上げムードをリングごと破壊した。)

1月27日、ファイブアローズはリーグの折り返し点となる今季31試合目、高松市総合体育館に広島ドラゴンフライズを迎えてホームゲームを行い、77-67のスコアで快勝。12月30日福岡戦から続く連勝は4となり、B2リーグ参入初となった。
通算成績は14勝17敗となり、西地区5位は変わらないが同地区のチーム相手では勝率5割を超え、総合順位では仙台を抜いて単独13位となっている。

「選手全員にチームディフェンスが浸透してきたかなと。」
衛藤HCが語るよう統率されたディフェンスは最後まで崩れなかった。
試合開始後は、坂田らのペリメーター(ミドルレンジのエリア)のプレー、コッツアーのアタックに軽めの笛などでビハインドを背負ったが、コッツアーやチャップマンへのビッグマン対策、3Pラインのプレイヤーへのハードチェックは広島を締め上げる。
特に3Pへのディフェンスに関しては、1Qに2本決められて以降、4Qの6分40秒すぎまで完封した。

攻撃面ではファイブアローズのディフェンスに対して適応してきた4Q中盤に、ブランドンが試合の雰囲気をいい意味でブレイクする日本人選手の頭越しにダンクを決めた。で、リングを破壊(約16分の中断)。
試合が中断した後は24秒計をうまく使い、時間を消費。焦れて熱くなった広島から貰ったフリースローを決めて逃げ切った。
戦いとしては、広島を相手に互角以上どころか優位。
端的にフリースローを37本取り(広島は14本)、シュート成功率を38%未満に抑えているスタッツが物語っている。

ほころびは、広島に許した10本のオフェンスリバウンドと、37本中13本外してしまったフリースロー。
ペリメーター付近でのロングリバウンドの競り負けや、最終盤に大澤らが奮闘して8本連続で決めて事なきをえたが、それまでは5割ペースだったフリースローは、選手たちの潜在能力的にまだまだ改善の余地がある。もし、それらの精度が高まってくれば、勝ちを稼ぐというのではないかもしれないが、「真に負けにくい集団」へ近づく。

大澤主将は「次の試合は広島さんはもっとハードに来る。でも、ディフェンス、リバウンド、ルーズボール。その徹底が今年のスタイル。」と本日28日13時から行われる2戦目へも緩みはない。
まずは勝率5割へ、勢いを成長に変えて、ファイブアローズは前進している。

なお、この試合でレジー・ウォーレンがbj、Bリーグ通算5000リバウンド、アブドゥーラ・クウソーはBリーグ通算1000得点を達成している。
(文中写真:4Q、チャップマンからボールを奪う大澤)

 

香 川   広 島
16 1Q 20
20 2Q 12
16 3Q 19
22 4Q 20
77 合計 67

(香川:ウォーレン 19得点9リバウンド4アシスト、クウソー 16得点6リバウンド、ブランドン 14得点3スティール )

(広島:コッツアー 13得点7リバウンド、ドリスドム 11得点7リバウンド、朝山 11得点 )

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