【ゲームレポート】切れ味抜群!ブランドンのドライブ、福岡を追い詰める!(9月18日 香川ファイブアローズ)

第93回天皇杯2次ラウンド
香川ファイブアローズ 65-75 ライジングゼファー福岡
@ダイハツ九州アリーナ 9月17日(日)
(記事:上溝 真司)

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(最後は福岡を追い上げたがあと一歩届かず。3次ラウンド進出は絶たれた。)

9月17日、台風で大会の続行自体が危ぶまれる中、ダイハツ九州アリーナで行われた第93回天皇杯2次ラウンド西日本エリア4回戦で香川ファイブアローズはB2西地区のライジングゼファー福岡と対戦。65-75のスコアで敗れて3次ラウンド進出はならなかった。

スターティングは、昨日から安部に代えて木村を加えた大澤、木村、堀川、高田、クウソーの5人。対する福岡は山下、小林、薦田、日本代表にも選ばれる帰化選手のムール、208cm116kgの巨漢ジェイコブセンの5人。
立ち上がりは昨日に続いて主将、大澤のレイアップ&1スロー、3Pの連続6得点でペースを掴む。だが、相手にタフシチュエーションのロングシュートを決められ、さらに福岡エースのペッパーズが投入されて得点を伸ばす。1Qを15-21と6点ビハインド。
2Qもクウソーがフリースローとゴール下で、6連続得点を挙げモメンタムを掴みかけたところでジェイコブセンの3P、加納の連続得点で突き放され、このQも15-20、前半で30-41の11得点差と苦しくなった。
後半立ち上がりとなる3Q2分過ぎには5つめのファウルをしてしまい、ディフェンスが苦しくなる。福岡の14連続得点を許して30-55とこの日最大となる25得点差がつく。
40-58の18得点差で迎えた第4Q。待ちに待ったファイブアローズ反撃の時間だ。ウォーレンのゴール下、3Pさらには高田の3Pも決まって両ベテランが存在感を見せながら得点を縮めていく。得点面で大きな期待がかかるブランドンは狭い隙間をついて、本人も得意と語るドライブでファウルを誘い、次は速攻に参加して木村のアシストでレイアップ。残り2分を切って62‐70と一桁得点差まで迫った。
しかしながら反撃はここまで。ファウルゲームに持ち込もうとしたところを突破されて失点し、返す攻撃で木村の3Pが外れて勝負あり。
B1チームの待つ3次ラウンド進出はならなかった。

ファイブアローズは3Q立ち上がりの連続失点が痛かった。開始早々の5ファウルは審判の判定に苦労した場面もあったが、修正が効かなかった。
一方で、16日には苦戦した3Pも改善されて都合6本を決めた。得点源になってもらいたいブランドンは経験豊富なペッパーズをドライブで一気に抜き去るシーンも。12得点ではあったが、全開までまだまだ上積みを見ていい選手だ。

同じ会場で行われた愛媛オレンジバイキングス対四国電力では第2Qだけなら15‐14とするなど香川県で活動する四国電力が善戦したが、最後は出ずっぱりだった主力のスタミナが切れて差が開いてしまい、42‐84のスコアで敗れた。

9月30日、10月1日ホームで迎えるB2二年目の開幕まで二週間を切った。ファイブアローズはチームケミストリをさらに熟成させてB2中地区所属の金沢武士団戦での連勝を狙う。

香 川   福 岡
15 1Q
21
15 2Q 20
10 3Q 17
25 4Q 17
65 合計 75

(香川:ブランドン 12得点、クウソー 12得点、ウォーレン 10得点、高田 10得点)

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