【ゲームレポート】クリス、ホームラン王へ。リーグ単独首位の第9号!(9月19日 香川オリーブガイナーズ)

四国アイランドリーグplus後期リーグ 香川オリーブガイナーズ 第28戦
香川オリーブガイナーズ 4-9 徳島インディゴソックス
@観音寺総合運動公園野球場 9月18日(月)
(記事・写真:上溝 真司)

――――
(クリスは4回先頭でHR。客席からのコールに帽子を取って応える。)

クリスの一振りは台風一過の晴れ空へ舞い上がり、大きな弧を描いてレフトスタンド奥の濃緑の木々へと吸い込まれ。この日最大の歓声が沸いた。
4回裏、1-7と徳島に大差をつけられていた展開を一度リセットする大きな「4番の仕事」だった。

第1打席はチャンスでインサイドへの直球に苦しみ三振。「1打席目に本当は打てたら、なんですが。同じ攻め方で来るはず、と思った。僕の読みが当たりました。」と悔しさをぶつけて、仕留めてみせた。

この本塁打は後期7本目でリーグ単独最多の9号。2015年の中川以来2年ぶり7度目の香川選手の戴冠がいよいよ見えてきた。「4番は相手を打ち負かすバッティングが必要。残りの3試合でも必ず(10本目のホームランを)打つし、僕がタイトルを取ることはチームの勝利へつながる。今までの野球人生で優勝したことはないからこそ、このチャンスは逃がしていけないと思う。」
勝利へどん欲に、1打席も無駄にすることなく、頼れる4番に成長したクリスはバットを振る。

先発の秀伍はここまで好調だった流れを続けられずに3回4失点、「ボールが抜けてしまって歯止めがきかなかった。」と悔しがった。台風で練習もままならない2日間があり、加えてシーズン初めて踏む観音寺のマウンド。難しい条件はあったかと水を向ければ、「それは関係ない。結果がすべてだし、それを克服する技術が今の僕になかったということ。」と次への課題とした。先発でもリリーフでも与えられた場所で最後まで投げぬく構えだ。

香川オリーブガイナーズは後期も残すところ3試合、優勝マジックは2となっている。
19日はレクザムスタジアムで18時試合開始、20日は高知・四万十で13時試合開始、21日は四国Cスタ丸亀で14時試合開始となっている。

 香川OGVS徳島IS  2017年度後期公式戦 7回戦 香川 3勝4敗0分 後期通算 15勝12敗1分
 
徳島IS  12
香川OG 11

勝投手:大藏(徳島IS) 7勝4敗

負投手:秀伍(香川OG)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です