【ゲームレポート】2017明治安田生命J2リーグ第32節「カマタマーレ讃岐vsロアッソ熊本」マッチレビュー(9月10日 カマタマーレ讃岐)

2017明治安田生命J2リーグ第32
カマタマーレ讃岐0-0(前半0-0)ロアッソ熊本
得点:なし
Pikaraスタジアム 1805K.O
天候:晴、弱風、気温28.0、湿度57% ピッチ:全面良芝、乾燥
試合時間:90
主審:野田 祐樹 観衆:3,208
(記事:寺下友徳)
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(写真:第15節以来の出場。素晴らしいボディバランスで観衆を沸かせたFW33木島 良輔)

2017明治安田生命J2リーグ第32節。8月はJ2昇格後初となる無傷の5連勝を達成し、前節の2位・アビスパ福岡戦でも2点差を後半残り8分から追い付いたカマタマーレ讃岐。ここまで7勝9分15敗・勝ち点30。得点36・失点47。22チーム中18位で迎えたホーム・Pikaraスタジアムでの対戦相手は、開幕戦・アウェイで1対2と悔しい敗戦を喫した20位・ロアッソ熊本である。

 

カマタマーレ讃岐キャプテンGK清水健太、ロアッソ熊本キャプテンDF園田拓也の両名による「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2017キャプテン宣言」の後、キックオフされた試合前半はロアッソ熊本ペース。
カマタマーレ讃岐は、5連勝の原動力となった武田 有祐、アラン、岡村 和哉、アレックスの4バックを中心に我慢の展開を強いられた。その中で、打開策を見出そうとしたのは「古巣相手にゴールを取って勝ちたいと思っていた」MF仲間 隼斗。前半39分には意表を突くループシュート、前半アディショナルタイムにも決定的シュートを放つなど、前半だけで3本のシュートを放つ積極性を見せた。

 

スコアレスで折り返した後半、一進一退の時間が続くが、後半27分この男が投入されると。スタンドのボルテージは一気に上がる。実に第15節・ザスパクサツ群馬戦以来、4カ月近くぶりの出場となったFW木島 良輔。ロアッソ熊本DFラインの裏を狙い、ボールを持てばゴールに向かって仕掛ける38歳の躍動感にチームは再び推進力を得た。

 

そして迎えた後半アディショナルタイム。ペナルティーエリア中央でボールを持った木島 良輔は、相手DFのタックルに一度はバランスを崩しながらも再びドリブル突破し、最後はシュート。惜しくもゴールはならず試合はスコアレスドローに終わったが、「やってきたことが出せなかった」(北野 誠監督)混沌とした試合展開にあっても今後、勝ち点3を奪取できる期待感を持たせる一戦であった。

 

これで2017明治安田生命J2リーグ32試合を7勝10分15敗で18位をキープしたカマタマーレ讃岐。次節は、9月16日(土)19時00分キックオフ・神奈川県平塚市のShonan BMW スタジアム平塚で前回対戦はホームで3対0と快勝している首位・湘南ベルマーレと対戦。そしてPikaraスタジアムでの次回ホームゲームは第35節・10月1日(日)・13時キックオフ。前回対戦では1対1のドローとなった「東四国クラシコ」徳島ヴォルティス戦で、待望の徳島ヴォルティス戦初勝利を狙う。

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