【ゲームレポート】2017明治安田生命J2リーグ第21節「カマタマーレ讃岐vsVファーレン長崎」マッチレビュー(7月1日 カマタマーレ讃岐)

201771日(土)2017明治安田生命J2リーグ第21
カマタマーレ讃岐01(前半00)Vファーレン長崎
得点:後半38分:澤田(長崎)
Pikaraスタジアム 1903K.O
天候:晴、無風、気温29.6、湿度64% ピッチ:全面良芝、乾燥
試合時間:90
主審:西山 貴生 観衆:2,994
(記事:寺下 友徳)

――――――――
(写真:「ガイナくん」「アロルド・ズッキーニ」、本多 春奈さんとポーズをとる「さぬぴー」)

2017明治安田生命J2リーグ折り返しとなる第21節。ここまで2勝7分11敗・勝ち点13。得点19・失点31。22チーム中20位と今季目標6位からは勝ち点20離されているカマタマーレ讃岐は、ホーム・Pikaraスタジアムで、過去対戦成績1勝4分1敗。前節までに9位に位置するVファーレン長崎と対戦した。

 

試合前は日本野球独立リーグ・四国アイランドリーグplus所属・香川オリーブガイナーズのマスコット「ガイナくん」、プロバスケットボールリーグBリーグB2所属・香川ファイブアローズのマスコット「ロベルト・ズッキーニ」に迎えられ、マスコットキャラクター「さぬぴー」がお披露目されるなど華やいだ雰囲気に包まれたスタジアム。ただ、気温29.6℃・湿度64%と空気が身体にまとわりつく感覚が全く抜けないピッチを読み取ったカマタマーレ讃岐はこの試合、極めて現実的な戦い方を志向した。

 

前半は手数をかけずにFW原 一樹や渡邉 大剛が待つ前線へ配球し、「セットプレーで決まるゲーム」(北野 誠監督)を制するべくCK6本でVファーレン長崎ゴールを脅かせば、後半は相手のパスミスを拾ってのカウンター攻撃を主戦法に選択。前半30分にはDFエブソンが、後半11分にはMF西 弘則が積極的にミドルシュートを放つなど、両サイドからのクロスばかりでなく中央からも崩しにいった。

 

ただ、後半残り30分を過ぎると、カマタマーレ讃岐の活動量は目に見えて減ることに。この試合では攻撃と守備のリンクマンとして機能したFW渡邉が「暑さの中でしんどい時にはボール保持の時間をもっと増やさないといけない。(そうできなかったことが)残り20分から10分の中でジャブのように効いてきた」と悔いたように、彼らはVファーレン長崎の勢いをそのまま受けてしまった。

結果、後半38分には課題のCK守備から混戦となり最後はMF澤田 崇に決められ失点。直前に連続3度の決定機を防いだGK清水 健太らの奮闘も実らず。カマタマーレ讃岐は0対1でVファーレン長崎に敗れた。

なお、試合後の記者会見で北野監督は「21試合で2勝しかしていないが、引き分け・負けの部分でも完全にやられたわけでななく、最後の部分でやられている。ただ、「負け」は受け止めないといけない。サポーターも応援してくれているし、選手たちもモチベーションを持っているので、残り21試合をしっかり戦いたい」と後半戦への意気込みを語った。

これで2017明治安田生命J2リーグ前半戦21試合を2勝7分12敗。19得点32失点で20位で終えたカマタマーレ讃岐の次節は、7月8日(土)18時キックオフ・千葉県千葉市中央区のフクダ電子アリーナで前回対戦で1対1で引き分けているジェフユナイテッド市原・千葉と対戦。そしてPikaraスタジアムでの次回ホームゲームは第23節・7月15日(土)・18時キックオフ。前回対戦では0対1と敗れている前半戦21位のレノファ山口と激突する。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です