【ニュース】篠原慎平投手NPB1軍初登板、初勝利!祝福のコメント(4月20日 香川オリーブガイナーズ)

元香川オリーブガイナーズ、読売巨人軍の篠原慎平投手が初登板・初勝利を勝ち取った。

1-0巨人リードの2回裏の攻撃中、先発投手がバントにいったところ、手にボールを当ててしまい交代となると、高橋由伸監督は篠原を指名。3年目、苦労しての1軍登板は18日のコールアップから2日目、あまり準備ができていない中での緊急登板だった。

3回表、8番の西浦を三振に切って取り、しっかり立ち上がったかと思いきや、9番のピッチャーブキャナンに2塁打、ストレートの四球、さらに暴投で1死一・三塁のピンチ。これを2番谷内を三塁ゴロダブルプレーに打ち取る。
4回はクリンナップと対戦。山田にヒットを打たれるが、キャッチャー小林と盗塁死に仕留め、バレンティンは三塁フライ、雄平は投手ゴロと3人で抑える。
5回、2つ目の三振を奪って2死とするが西浦がヒット、そしてブキャナンに2本目のヒットを許す、のだが、ブキャナンは2塁を欲張ってタッチアウト。巨人の堅い守りをバックに3回を0失点で繋いだ。
篠原の初登板の成績は投球回3、被安打4、奪三振2、暴投1、47球0失点という立派なものだった。
巨人のリリーフ陣がその後も1-0のスコアを守り切り、篠原には勝投手の栄誉が与えられた。

勝利が決まった事実は、この日四国Cスタ丸亀で試合をしていたガイナーズファンにとっても喜び。スタンドでラジオを聞いていた観客の間でざわざわと伝わっていき、その直後のインターバルで篠原が香川で投げていたときからのスタジアムDJ、藤澤翼氏から「篠原慎平投手がプロ初登板・初勝利を挙げました!」と伝えられると大きな拍手が起きた。

以下に喜びのコメントを掲載する。

西田監督:
篠原も感慨深い愛媛から香川へきてケガを克服しながら。ジャイアンツがスカウティングして、その中で育成契約で獲って。
そこから1軍へ這い上がって、投げたわけですから素晴らしいことです。彼はそういうチャンスを貰って、何かを持っているわけですから、それをしっかり出してね、頑張ってくれたらいいと。まだ1試合だけ、これからしっかり頑張らないとね。

智勝コーチ:
彼が17歳で愛媛に入ってきて。通信制に通いながらの選手だったんですけれど、何度も対戦しました。アイランドリーグでずっとやってきてここで育った彼や水口であったり、アイランドリーグの選手が活躍するのは本当に嬉しい。
僕が、香川でコーチして、練習生として最初は入ってきて、活躍してのNPB入り。苦労していたのも見てましたし。頑張ってほしい気持ちがすごく強かったので、支配下登録されて、チャンスを貰って、仕事が出来たのは本当に素晴らしいことだと思います。彼がこつこつやってきた積み重ねだとおもうので。がんばってほしいですね。

梶田宙高知ファイティングドッグス代表取締役(現役時代は篠原と対戦)
苦労してプロに上がって、プロでも苦労していて。今年評価されて、1軍に上がって勝利するっていうのは持っていると思いますし、苦労した甲斐があったんじゃないかなと思います。
彼はケガをして苦労してたところをよく見ていたので、香川へ行ってよく活躍したなと。ボールも速くなっていましたし嫌な選手でしたね。プロ(1軍)で投げられる選手っていうのはきちんと投げて、そのうえで結果を残せる選手。結果を残せたと思うので精進してやってほしいと思う。

高島選手(徳島所属時に篠原と対戦):
威力のある真っすぐをなげる投手でした。純粋におめでとうと思います。

ファンの方:
ようやく1軍で投げてくれてすごくうれしい。まずは1勝めだし、これから。10年活躍して「あの選手はガイナーズで投げてた」ってずっと言っていられるよう頑張ってほしい。(篠原選手の勝利を)この場でみんなと味わえて、試合を見に来てよかった。

藤澤翼スタジアムDJ:
おめでとうございます。凄いことだと思いますし、よく頑張ったなと思います。アイランドリーグでずっとやってきた選手が指名を受けて活躍するのっていいですよね。これ(1勝)でまず今までの苦労が報われたんじゃないですか?それで、これからですよ。プロ野球選手として長く活躍していてもらいたいです。

 

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