【ゲームレポート】2017明治安田生命J2リーグ第8 節「カマタマーレ讃岐vsファジアーノ岡山」マッチレビュー(4月16日 カマタマーレ讃岐)

2017年4月16日(日)2017明治安田生命J2リーグ第8
カマタマーレ讃岐-1(前半0-0)ファジアーノ岡山
得点:後半19分・伊藤 大介(岡山) 後半40分・我那覇 和樹(讃岐)
Pikaraスタジアム 13:03K.O
天候:晴、弱風、気温23 .5、湿度60% ピッチ:全面良芝、乾燥
試合時間:90
主審:池内 明彦 観衆:6,872

2017明治安田生命J2リーグ7試合を終え、1勝3分3敗で勝ち点6を獲得。得点9・失点9の内容で22チーム中19位のカマタマーレ讃岐。前回、湘南ベルマーレ戦での3-0快勝を引き継ぎたいホーム・Pikaraスタジアムでの第8節は、昨年はJ1参入プレーオフ決勝戦に進出したファジアーノ岡山と対戦。今季ここまでファジアーノ岡山も16位と苦しんでいるものの、過去3年間、いざ戦いとなれば順位関係なく激しい肉弾戦が繰り広げられてきた「瀬戸大橋ダービー」である。

立ち上がりは球際でのせめぎあいの中で両者にチャンスが生まれる。3分にファジアーノ岡山がシュートを放てば、カマタマーレ讃岐は4分に左サイドバック3試合目の高木 和正がオーバーラップかから際どいシュート。ただ、カマタマーレ讃岐は13分にもカウンターから左サイドを駆け上がったMF仲間 隼斗がFW木島 徹也へのピンポイントクロスを送り込むなど、「今シーズンはじめて自分たちのよさを(ファジアーノ)岡山さんに消された」(北野 誠監督)状況にあっても、押し気味に試合を進めた。

後半も一進一退の攻防が続く中、最大のチャンスをつかんだのはカマタマーレ讃岐。後半11分、FW馬場 賢治からのスルーパスに抜け出した仲間はペナルティエリア右へ出てきた相手GKの動きを見ながら肩越しを超えるシュート。しかし、これはクロスバーを叩き先制点ならず。そして後半19分、カマタマーレ讃岐は自陣で奪われたボールをクロスから決められ先制点を奪われてしまった。

直後、北野 誠監督は木島徹也に換えてFW我那覇 和樹を投入。さらに、後半28分にはDFユン ソンホを馬場に換え、システムも変更して同点・逆転を狙うことに。その姿勢が後半40分に実った。

 

右サイドからDF市村 篤司が右サイドから入れたクロスのこぼれ球の先には「西(弘則)が相手を抑えてくれたので、僕は蹴りこむだけだった」我那覇。今シーズン初ゴールが決まった瞬間、Pikaraスタジアムのカマタマーレブルーがファジアーノレッドを飲み込んだ。

アディショナルタイムに入ってもMF永田 亮太が高木のクロスから枠内へのヘディングシュートを放つなど、勝ち越しを目指したカマタマーレ讃岐だが、試合は惜しくもドロー決着。これで「瀬戸大橋ダービー」の対戦成績はカマタマーレ讃岐の2勝2分3敗となった。

 

これで2017明治安田生命J2リーグを1勝4分3敗とし、勝ち点を7に積み上げたカマタマーレ讃岐の次節、第9節もPikaraスタジアムでのホームゲーム。4月23日(日)14時からFC岐阜と対戦。DF李 栄直も話す「6位以内を目指すために勝ちにこだわってやる」を具現化するためには、勝ち点3が必須の一戦となる。

 

 (記事:寺下 友徳)

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