【ゲームレポート】タプスコット34得点、坂東20得点!ファイブアローズ主役がしっかり活躍して連勝!(3月12日 香川ファイブアローズ)

2016-17B.LEAGUE2部 第22節第1試合
香川ファイブアローズ 97-83 東京エクセレンス
@高松市総合体育館 3月11日(土)
(写真:山中大地 記事:上溝 真司)

(第3Q、前村はスティールから速攻。スタンドでは得点を確信したこぶしが上がった。)

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タプスコットがさすがのプレーでチームを引っ張った。
前半は完全にタプスコットと東京EXライアン・ステファンの”デュエル”。ステファンがサイズで押し込んでファイブアローズのゴール下を制圧して見せれば、タプスコットは技とスピードで東京EXの守備を切り裂いて決める。見ごたえある攻撃の応酬はこの日1600人を超えた高松市総合体育館の客席を沸騰させた。タプスコットは19得点、ステファン17得点、前半43-39の結果は両エース互角のオフェンス合戦が輪郭を作った。
どちらに転ぶか分からない試合のモメンタムを掴んだのは香川ファイブアローズだった。45秒にタプスコットが3Pを決めると、次のプレーで坂東も3Pをヒット。ステファンが得点を挙げるが、さらにタプスコット、坂東で得点を重ね、じりじりと得点差を拡げる。6分30秒過ぎ、坂東のスリーでついに2ケタ11点差とした場面。地元のスターの活躍に歓声が沸き、勢いがついたところで前村が東京EXの司令塔、西山からスティール!東京の選手5人を置き去りにすると、皆が得点を確信、両こぶしを挙げる中でレイアップはリングに収まるーーー。スタンドはこの日最大のボルテージとなった。
東京EXはタイムアウトを取り切り替えを図ったが、背中に1600人からのプレッシャーを受ける東京の選手は沈黙。このQ33-19で付いた14点差で勝負は決まった。

最終スコアは97ー83。大量得点を奪い東京EXを退けた。
タプスコットは36分出場とほぼ出ずっぱりの中、疲れを見せずに34得点11リバウンド5アシスト。タプスコットからのアシストでシュートを決めたプレーが印象深い坂東はFG10本中7本を決める効率いい攻撃で20得点、先週15得点まで伸ばした自己新を20得点までさらに更新した。
前村も溝口もシューターとしてだけでなく、ドライブを積極的に仕掛けるプレーが見られて新境地を見せた。成功率は高いと言えなかったが、タプスコット、徳永だけでなく、様々な選手が繰り返しドライブを仕掛けたことが、東京EXの27ファウル、2人のファウルアウトを引き出し、結果として4Q東京EXの追い上げから迫力を奪った。

香川ファイブアローズは先週に続く連勝で13勝30敗。悪いながらも勝率3割に届き、全員守備で仕掛けながら、攻撃ではタプスコット、徳永、坂東が得点を稼ぎだすパターンがようやく見えてきた。
来週から西地区との対戦に戻るその前に大きな成長を見せるためにも12日の勝利は欠かせない。 

香 川   東京E
21 1Q
23
22 2Q 16
33 3Q 19
21 4Q 25
97 合計 83

(香川:タプスコット 34得点11リバウンド5アシスト、坂東 20得点FG7/10、フォーブス 10得点10リバウンド3ブロック )

(東京EX:ライアン・ステファン 31得点15リバウンド、エヴァンス 13得点ファウルアウト、飛田 13得点 )

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