【プレビュー】3月4日、5日 B2リーグ第21節 パスラボ山形ワイヴァンズVS香川ファイブアローズ ここに注目!(3月4日 香川ファイブアローズ)

2016-17 B2 LEAGUE 第21
山形ワイヴァンズ VS 香川ファイブアローズ
3月4日(土) 18時 ティップオフ
3月5日(日) 14時 ティップオフ
@山形市総合スポーツセンター

福島に勝ったが、なかなか調子には乗っていけない香川ファイブアローズ。
さらに、高田秀一、ニカ・ウィリアムズ2名の故障離脱は守備面で存在感を見せていた選手だけに特につらい。
各選手には日本人最長身と得点力のあるセンターをカバーする成長が期待される。
今週対戦するのはパスラボ山形ワイヴァンス。東地区3位の22勝18敗。だが、穴はないわけではない。
次にホームで対戦する東京エクセレンスとこの2試合で、交流戦は残り2節4戦。一つでも多く勝利を上げ、西地区の激闘へ手土産を持って挑みたいところだ。

〇香川ファイブアローズのここに注目!

2名のけが人が出て、一番貼り切った選手は前村哲也だったようだ。序盤こそ確率の高い3Pを武器に主力の一角として出場を重ねたが、成績の低下で出場時間を減らし、年明け以降は1月22日に1本決めてから8本のシュートをすべて落す不調ぶり。なかなか重要な場面で出しづらい状態になっていた。
しかし、1戦目で1本決めてリズムをつかんだか、2試合目となった2月26日には3Pを14本放って7本的中。もちろんシーズンハイとなる24得点を獲得した。チームでも一二を争う若手がようやく勢いに乗ってきた!
タプスコットは5試合連続20得点を継続中。2人欠場後初試合の2月25日には気負いが感じられ、ボールを持ちすぎるプレーだった。マークが集中する中で決めるのもエースだが、チームをよりよく導くのもエースの役割。バランスよいプレーを見たい。

〇パスラボ山形ワイヴァンズはこんなチーム

山形はマーカリ・サンダース・フリソン、ゲイリー・ハミルトンら外国籍だけでなく、長身の日本人選手が多い。リバウンドが非常に強く、どちらかといえば守備型のチームだ。また、リーグで最も3Pを打たないチームで成功率もリーグで最も悪い。東地区3位で勝敗では貯金が4つあるが、得失点差ではー69。また、アウェーで勝利を稼ぎながらホームでは9勝11敗と負け越し。これだけアウェーに比べてホームの成績が悪いのは、観客のノイズなどが勝敗に影響を与えやすいバスケットボールでは珍しい。このあたりに小さくない隙がある。
日本人フォワードの村上駿斗、伊澤実孝は共に年齢は若いが高い得点力があり、危険な選手だ。3Pに頼らない得点も、彼ら決定力のあるフォワードの力によるところが大きい。

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高田の欠場で日本人選手のサイズで不利なファイブアローズは1、3Qでどこまで耐えられるか?がカギになる。山形にサイズで押し込まれる展開となれば、3Pが大当たりするなどなければ優位となりにくい。
基本はここで我慢してロースコアに持ち込み、2,4Qにテンポアップしてファイブアローズのゲームにする、が勝利パターンだろう。
試合の中でリバウンドが取れるガード徳永、2人しかいない外国籍選手のなかで替えがきかないタプスコットの出場時間が伸びざるをえず、負荷が大きい。ナヴァーロHCのベンチワーク手腕も試合結果に大きな影響を与える。

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