【ゲームレポート】IF劇場、役者揃い踏み。10連覇の偉業成る!(1月18日 香川アイスフェローズ)

2014-15 ASIA LEAGUE 10th.J-ICE WEST Division Final Game

香川アイスフェローズ 9-4 大阪選抜
@トレスタ白山アイスアリーナ 1月18日

ph2

Jアイス・ウエスト10連覇なる!
9連覇中も楽な試合ばかりではなかった。ただ、続けてきた努力がこの偉業を達成させた。

500名近い観客に見守られ、開幕から両チームの選手は躍動する。先制点は香川アイスフェローズ。序盤からタイトなせめぎ合いで両チームとも反則が嵩む。
12分21秒、そのパワープレーのチャンスに稲葉惇選手のミドルシュートが大阪ゴーリーのサイドを射抜く。
しかし、大阪の反撃にあい、17分32秒に失点すると、その動揺もあったかミスから失点。攻めながらもリードを許して第1ピリオド終了。
ph1
第2ピリオド、スタートから高い位置でのアタックをかけ、大阪からペースを奪取すると、39秒にエース大日向選手が同点ゴールで口火を切る。
立て続けに1分30秒には畑中選手の勝ち越しゴールで逆転、さらに3分58秒に大日向選手が2点目を決めて2点のリードを奪う。
ph4
ph3
第2ピリオド終了間際に1点差に迫るゴールを許してしまうが、第3ピリオドスタートで再加速。
疲れが見え、チェックが緩んた大阪に、3分と経たずに2点を決め安全圏を確保したが、それでも休むことなく得点を重ね、ついには9点。

もはやチームではベテランの域に達してきている畑中選手が3得点でゲームベストプレイヤーを獲ったのを皮切りに、エース大日向選手も2得点、大ベテラン今選手も若手最成長株、前田選手も、この日反則3つ、元気印の新人、人里選手も得点を挙げ、役者がそれぞれの持ち味を観客へ披露した。

Jアイス・ウエストの闘いはこれで終わり、今月末には目指す頂きの一つ、国体、そして前回準優勝の日本アイスホッケー連盟会長杯、今回のウエストリーグ優勝で出場権を得たJアイス・プレーオフと大会は続く。
今日のような積極的な試合ができればどの大会でもいい戦いができるのは間違いない。あと少し必要な物があるとすれば、コンディションと、勝利への断固たる意志だ。

P  香川 - 大阪
1P  1 - 2
2P  3 - 1
3P  5 - 1

合計   9 - 4

(香川:畑中 3得点、大日向 2得点、稲葉惇、今、前田、人里 1得点 )

(記事:上溝 真司 写真:子守りカメラMAN)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です