【ゲームレポート】序盤は硬さが見えるも、終わってみれば相手を圧倒。前人未到の10連覇を目指す初戦を完封で飾る。(1月10日 香川アイスフェローズ)

2014-15 ASIA LEAGUE 10th.J-ICE WEST Division 第1試合
岡山ブルーサンダー 0-9 香川アイスフェローズ
@ヘルスピア倉敷アイスアリーナ 1月10日
PH3

今年で10回目を迎えたJアイス・ウエスト。その第1戦が岡山県のヘルスピア倉敷で行われ、香川アイスフェローズは岡山ブルーサンダーと対戦。アイスリンク特有の冷たくピンッと張りつめた空気が漂う中で行われたゲームは、地力のある香川が圧倒的な強さを見せ快勝。2015年最初となる公式戦を白星で飾った。

 

試合の序盤は岡山がパックを支配。サイドからの展開を中心に、アタッキングゾーンからゴール前まで攻め入りチャンスを演出。対する香川は動きに硬さが見られ、第1ピリオド開始直後から守りを固める状況となるも、DF陣を中心に素早いチェックとブロックで岡山に得点を許さず、そこから徐々に自分たちのペースを掴んでいった。

すると第1ピリオド7分過ぎ、相手GKが弾いたパックを、右サイドにいた今政則が一瞬のスキを見逃さずゴールに押し込み先制。さらにその数分後にも相手が弾いたパックに対し、今度は袖山佑介がそれに素早く反応し追加点を上げるなど、守りで作ったリズムを上手く攻撃に繋ぎ得点を重ねていった。
PH2

その後の第2・第3ピリオドでも得点を積み重ねていき相手を圧倒。特に守備においては、自陣の人数が少ない場面でも岡山に得点を許さず、ほぼ完璧と言って良い内容で凌ぎ切り、結局9-0で香川アイスフェローズが完封で勝利を収めた。
PH5

試合後、香川アイスフェローズの北川真史監督は「試合開始直後から相手に攻められるところがあったが、何とかそこを凌いでくれた。試合も結果的に無失点で勝てたので良かった」と、ホッとした表情を浮かべた。ただ、北川監督曰く「ただ勝つだけではダメ」とも語り、特に攻撃については「得点したチャンス以外でも、GKと1対1になる場面や上手くDFを崩したところがあったが、決めきれない部分が多かった。来週の2試合もそうだが、全国で勝つためにはそこを修正しないといけない」と気を引き締め、次の戦いを見据えた。

まずはJアイス・ウエスト制覇に向け、上々のスタートを切った香川アイスフェローズ。だが、チームが目指す頂はとても高く険しい道と言えるだろう。ただ、『千里の道も一歩から』。来週行われる第2戦(京都府選抜)・第3戦(大阪選抜)に勝利し、前人未到の10連覇。そしてそこから繋がる全国での戦いに向け、最高の結果を残せるよう期待したい。
PH4

P  岡山 - 香川
1P  0 - 3
2P  0 - 3
3P  0 - 3

合計   0 - 9

(香川:今・黒岩 2得点、袖山・人里・前田・大日向・畑中 各1得点 )

(記事:榑谷 篤史)

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