【プレビュー】8月21日 水戸ホーリーホック VS カマタマーレ讃岐 ここに注目!(8月20日 カマタマーレ讃岐)

2016明治安田生命J2 LEAGUE 第30節
水戸ホーリーホック VS カマタマーレ讃岐
8月21日(日)18時キックオフ @ケーズデンキスタジアム水戸

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カマタマーレ讃岐は先週の岡山戦を1-3で落とし、連敗。
7勝9分13敗となって勝点は30のまま、順位は19位へと下げた。
ただし、失点はロングシュート、PK、終了間際のカウンターとセットプレーや組織を崩されての失点とは言えないもの。
攻撃も岡山を上回るシュート数が物語るように押し気味に試合を進めてはいた。
内容は悪くない。
自信をもって、次へ向かえるはずだ。

第30節の相手は水戸ホーリーホック。
15位の水戸は勝点32で団子の中~下位グループの丁度真ん中あたり。
直近5戦が1勝3分1敗とまずまず。直接対決の成績は1勝4分となっている。
現在水戸の攻撃ラインナップが入れ替わり、少しチームの様子が変わっている。
今週は天皇杯等でのJ2リーグ戦一時中断前最後の試合だ。
全戦力をつぎ込んでも構わない試合、何としても負けたままではいられない。

〇カマタマーレ讃岐のここに注目!
FWとして起用してきた選手をすべて下げ(馬場はFW登録だが、今季起用はほぼMF)、馬場、高木、渡邊、仲間と前線に中盤を主戦場とする選手をズラリと並べる奇襲に打って出た北野監督。
ドリブル、長短のパスを駆使しポジションチェンジを繰り返しながら攻め込む様は、今までの堅守速攻を基本線とした闘い方と一線を画し、とても中毒性のある面白い攻撃だった。
「讃岐にはこういう引き出しがある」と他チームに思わせることができたこの試合を経て、今後讃岐と対戦するチームを大いに迷わせるだろう。
西らの復帰もあって駒が揃い、選手の布陣を見る楽しさが増してきた。
一方で、J2初先発となったDF荻野広大。3バックトリオを組む我那覇同様本職ではない中のDFプレー。結果として決勝点となったPKを与えてしまったが、岡山のトップFW押谷と競り合ってのもの。押谷が上手かったとも見て取れる。
試合終了までフル出場を果たし、監督の求める仕事をある程度はこなした。
成長が楽しみな選手だ。

〇水戸ホーリーホックはこんなチーム
チームトップの9ゴールを挙げていた三島を7月に松本へとリリース。
新潟アルビレックスから移籍してきていた平松宗が定着し、5戦2発と本領発揮し始めているが、そのコンビを組む相手がなかなか固定できない。
3ゴールの佐藤和弘が一番手だが、出場は不安定で信頼を得てはいない。
しかしながら、水戸はリーグ4位タイ29失点の堅守がウリのチーム。
ハマった時の守備はなかなかに崩し難い。

これまでの直接対決5試合で入った得点はわずかに3。0-0決着は3度とJ2屈指の点の入りにくいカードとなっている。
共にリアクションフットボールを得意とするために起きる膠着といえるが、この残暑厳しい中の試合、共に序盤からハイリスクな試合を想定してしてはいないだろう。
終盤の交代選手が試合を決める展開になるとみる。
が、仮にどちらかが前半で点を取るようなことがあると、一気に試合の様相は変わる。どちらも順位をこれ以上下げることはできない立場で、負けNGの状況にある。また、中断前で次の試合を考えずに戦力をつぎ込んでいい状況でもあり、終盤勝負といわず、点を取られた方は即座に追いかけ始めるはずだ。
この暑さの中で攻防激しい試合となれば当然守備は消耗、守備の甘い試合終盤を迎えることになる。意外な殴り合い決着となる可能性も実ははらんでいる。

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